- 2011年10月 4日 11:52
- MMM
先週末はお世話になってるよしえさんの
Candy Stripper 15周年イベントへ。
髭・須藤くんが初?ランウェイで
ヴォーカリストとして何かつかんだのでは?とか、
南波(志帆)さんが一段眼力上がってMCともに素晴らしかったり、
OKAMOTO'S ベースはやっぱりセンスで今いる20代だと、
ふくろうず ギターと並んで抜き出てる。タイム感、凄い。とか、
で、ふくろうずはサポートドラマー入れての初ライヴ。
最近アガってる内田さん(ふくろうずVO & KEY)とは後で立ち話も。
実は結構酔っ払ってた?
あと、きゃりーぱみゅぱみゅの小中学生4人組ダンスチームの振付。
あれは新鮮でした。もしかしてPerfumeの先生と同じ人?
ショーではゲストモデルで久しぶりのMEGさんも出てた。
断トツ凄かったのはカエラさんかな。
多分3年振りくらいのライヴご無沙汰になってしまった間に、
動きもステージ運びも余興も洗練されて、でも鋭角度は変わらず。
やっぱり日本人離れしてて。実際半分そうだけど。
カッコよさ自体がキュートに映るなんて人は、この人くらいだ。
会場デカくても「誰に向けて煽ってんだよ!」みたいな、
"煽る時はこうするもの"的な
強迫観念に駆られた予定調和欺瞞もまったくない。
ちゃんと会場の一人一人と話してる"個"がある感じ。
ちゃんとこのライヴが"私のことであなたのことである"感じ。
昔、AXワンマン演奏中、それも曲中で、
彼女が歌うのを止め出すのを見たことがあって。それ思い出した。
その時、一瞬会場も「え!?どうした?」って雰囲気になる中、
カエラさんは会場指差しながら、
バンドメンバー達に「ちょっと止めて」って言って、
「そこの人、大丈夫?」とか言いながらステージ前面にまで出て来て。
その時のカエラさんの毅然とした様子というか
躊躇無しの意志の強さが今も鮮明だ。
実際、一時ライヴはストップ。
確か客の誰かがギューギューの中、メガネを落としたかなんかで。
しゃがみ込むのが目に入ったんだろう。
「あー、この人はリーダーになってく」と思ったし、
「あんなにガーーとか入ってるのに見てるんだ」とも思ったり。
今は、"ソリッド"が"しなやか"になってて「凄いなぁ」って。
高み、行ってる。何人かしか行ってないとこへ行ってる気もして。
強ーーい意志力の中にちゃんと繊細さを育んでるっていうのは以前からそうだったし、ヴォーカリスト・デビュー頃は、本人がまだそれをデメリットに感じてたかもしれないけど、その繊細さゆえに、ちゃんと"私のことであなたのこと"みたいな、相手のことを思えるっていう意味での抱擁感に繋がった気がする。
だからその抱擁感って、単なる太っ腹とは違うっていうか。
彼女がいまだ活発な女の子みたいな、
外人の女の子みたいな、現役オーラを放ってるのは、
そんなところが関係するんじゃないかなぁ、と思います。
第一、あんな洋服(特にアンコールの時の)カエラさんくらい雰囲気のある人じゃなかったら着こなせないでしょ。
トンガッててもまあるくても暗くても明るくても何でも構わない、
カワイイキレイな子は今の日本いっぱいいるけど、
雰囲気のある子ってなかなかいない。
内面ってことなんだと思うんですよ、やっぱり。
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