- 2012年4月12日 17:15
- MMM
へへへ。少し加工してみましたー。
いい感じだ。
編集後記にも書いたとおり、
以前から北山くんでねごとをやってみたいと思ってました。
北山くんは本当に「デザインとは何か」を知ってる人だからです。
簡単に言うと、お絵描きじゃないということです。
"私の作品"(=我)じゃないし、デコレすることでも
ただキレイにすること・見やすくすることでもなくて、
伝える事をよりクリアにする行為。それがデザイン。
(つまり時と場合によっては、わかりにくくすることもデザイン)
写真一発で語れる強度があれば、デザインをしないこと。
それがデザイン。ということです。
今回の表紙の「marquee」「negoto」の文字を見てもらってのとおり。
ちゃんと右上がりになってもいるでしょ?
コンセプトの中軸が『sharp ♯』だったからです。
今回はシングルの持っている方向性・コンセプトが明確だったので、
全体にやる事もハッキリしてました。というか、早めに見抜けた。
撮影も今回は6時間くらいで済んだ。
フォトグラファー太田(好治)くんの勘の良さもあって。
個人的に、ねごと、北山くん×太田くんの組で何かやると、
もっとやれる気がするし、いいと思うんだよなあ。
北山くんのストイックさ(→鋭さ)、太田くんの柔軟さ(→幅広さ)、
そして二人とも優しいから。
ていうか僕に言わせると、二人も渋谷系ですよ、感性が。
ていうか、ねごとも。
ていうか、北山くんは初期の ORIGINAL LOVE や CORNELIUS の
デザインをやってきた人だから僕が言うまでもないんだけど。
っていうか、絶対の信頼をおけるアートディレクター&グラフィックデザイナーさんです。
インタビューは基本もういろんな所に出ているとおりだけど、
幸子、佑、2名の個別インタビューはグッと深い所が聞けてるかと。
さっちゃんのギリシャ、ロンドンへ行った時の話とか
「そうだったんだぁ」とか思えると思います。
去年10月頃に、僕は強力にさっちゃん単独インタビューをオファーしてたんですが、NGだったのも今となるとよくわかる気がする。
でも、夏以降なんらかの気持ちの変化が起こっていることを
ブログとか連載時の様子なんかで気づいてたから、
その渦中をとらえたいと思ってたんだけど、
それが何だったのかはその時はわからなくて。
でも確かにあのタイミングは無理だったんだな、と今は思います。
あと、マネージャー兼トータルディレクターのみるくさんのインタビュー、
これは貴重な話が満載です。
クリエイティヴの話を中心にしながらのねごとの実像話だから。
読者・リスナーの解釈は自由で全然構わないんだけど、
ここに話されている事が本当の事に限りなく近い。
客観的にねごとを見て論理的に話していただいてるので。
何がどうなってこうなってるのかとか、よーくわかるかと。
ということで今回のねごと特集は、
前回表紙時のベタベタな紹介とは違って、
バンドに近づいたところで
リアルさ(生々しさ)はあっても
ジャーナリスティックにまとめれたかと思ってます。
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