- 2012年12月17日 06:51
みりんちゃん、ねむちゃん、もがちゃん、
ツイッターに記事の事、書いてくれてありがとう。
一時マーキー難民(すみません!)となったみりんちゃんのキリッとした態度、
今回のインタビューでも話してくれたブルマ営業にも通じて、
改めて彼女のゲーマーつまり勝負師としての姿勢に感動しました。
とにかく『W.W.D』ですよ!!
MVフル公開で5日間で5万view行きそうとか。
ART-SCHOOL、SEKAI NO OWARI、神聖かまってちゃん、amazarashi、
とかとかバンドの神髄とも言える内面葛藤そのまんま。
『W.W.D』に反応しないバンドファンがいるとすれば、
知らないか、内面指向じゃないか、アイドルに偏見があるか、のどれか。
ここまでプライバシー晒した歌詞も珍しいけど、
これをアイドルが歌う、しかも自分達各人の過去いわゆる黒歴史。
あり得るのか!というライン。精神がパンク。
これをやられてはミュージシャンがたまったもんじゃない。
というか今はもうネガティヴ/ポジティヴって区分け、無効ですよ。
題材くらいの話で、繋がることのほうが大事っていう時代だから。
そう思うと、『W.W.D』は真っ当な事。
ただし、その強度がガッとある。ここが重要。
『W.W.D』の成果は、強度・深み・濃さ。
ネタがネガティヴなだけで、肝心の扱い方がポジティヴ。
あと、やっぱでんぱ組.inc って、
アイドルにこだわってない姿勢だけど、気質も中枢もアイドルですよ。
実はアイドルを壊そうとも守ろうともしてないのが、でんぱ組.inc。
というか、アイドルを貴いものとして憧れた結果、
もともとの不器用(引きこもり)がたたったか、
今や自分達なりのアイドルを作ってしまった。
そんな感じかなぁと思われます。
好きな事に迷いがないのがいいですよね。
だから泣きでも暗くても抜けがいい。
無我夢中でズッコーンと突入する異常なまでの執着。
一生変わりそうにないその性分。
アツくなってしまう、バカでいる自分に気づけない、
コントロール不能なその欲求の強さが、でんぱ組.inc にはある。
"こうしてやろう感"が微塵もないのがいいですよ、やっぱり。
根が素直で、他人とは気持ちで接しようとする謙虚さが好き。
偏見が少ないところも。
インタビューは今まで以上にノリが伝わるよう
掲載した部分のどれも手を入れず、ほぼ会話どおりです。
ヒャダインさん、かせきさんの話も良かった。
何が良かったって、彼女達のやってる事や気持ちに対して、
愛情があることですよ!
ねむちゃん連載の DJみそしるとMCごはんさんは、
話し始めてすぐ、あんまりに嶺川貴子さんに似ていてビックリ。
箱庭的な手作り感覚のセンスの鋭さ。さすがねむちゃん人選!
で、今号いちばんの衝撃が、みりんちゃん水着グラビア。
このでんぱシリーズをやろうとした頃から、
みりんちゃんに関しては最初から絵があって、
それを提示したら、ディレクターさん、マネージャーさん達と打合わせ中にメールが帰ってきて、
「水着グラビアがやりたいです」と。
「マーキーで水着グラビア? それは面白い!」ってことでその場即決。
僕もファンの方々の気持ちはわかります。
まず、これはみりんちゃんの表現のひとつだということ。
そして、撮影現場ですが、
水着だからといって変わりなく、いつもと同じです。
一生懸命、少しでもいいものになるよう、その頭が先行して、
水着だからとか、もちろん私情が入るでもなく、です。
それより僕はずっと、本当はもっと予算掛けて環境も整えて、
と思っていて、それがみりんちゃんに申し訳なくて。
それでもニコニコしていて。ありがとうございました。
インタビューは、読んでいただいてのとおりです。
将来、でんぱ組.inc でみりんちゃんのダンスを
大々的にフィーチャーした曲を観てみたいです。
あと、りさちゃんの歌を大々的にフィーチャーしたでんぱ組.inc 曲。
YES の『こわれもの』みたいに、
全員での大曲が4曲+各個人がリードする小曲6曲とか、
6人のキャラ認知も進むことだし、どうですかね、もふくちゃん。
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