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2014年5月 Archive

AKB48 襲撃事件のことから

  • Posted by: MMMatsumoto
  • 2014年5月29日 05:28
もうじき6/10発売のMARQUEE Vol.103 最新号の編集が終わる。
いつもなんとか間に合う。
今回は最後にAKB48襲撃事件があって、
何かとアイドルがクローズアップされている。
今も余波は続いているし、アイドルさん達の戸惑いもあるだろうと思う。

次号の詳しい内容は、来週アップしますが、
その前にいつも本の最初(CONTENTSの所)に書いているちっちゃーな文字を、
こんなこと思ってました、ということで先出しします。



 これを書いているのが5/29。先日起こったAKB48襲撃事件の4日後。ということで、まだアイドル各所で余波が出ている。それにしてもまあネット・ツイッター上は騒がしい。被害に遭われたAKB48当事者達の意志ある書き込みに対してでさえ。一級の無差別殺人未遂だったにも関わらず、なぜこんなにネット・ツイッター上はバカが多いのか。と思いつつ、大多数大抵のアイドルファンは、きっとこれら喧騒に対して、様々心配ではあったとしても冷静なはず。なぜなら、現場というのはAKBGから超地下に至るまで全て、基本ほっこり笑顔平和な場所・雰囲気であることを、よーーーく知っているからだ。たとえ「BiSチェキでこ~んな事やってます」と眉をひそめようが、実際は両者了解が取れた関係性ゆえに至福感に満ちているのだ。disって便乗してる連中は、そんな事実を知らないからdisる。つまり、現場経験のない人間がネタやただの分析対象にして、またも肝心な事は伝えられないまま。なぜ、アイドルとファンとの間の、あの柔らかな空気の、癒しがあって、ちょっとお互い悪戯でもある、ひとときの楽しさと、それが積み重ねられることで育まれる気持ちの通い合い・感謝のことを、なぜ、なぜ言わない。たとえアイドルからファンへの薄~い気持ちであったとしても、それが結集すれば、たとえば5/6のでんぱ組.inc 武道館公演のような1万人規模の3時間高揚しっぱなしの至福感を共有することにだって行き着くというのに、なぜ、その肝心の気持ちの部分のことを言わない。いつも単なる情報、ニュース、出来事で済ませていく。だから、人間は進歩しないっていうか、世界は変わらないんですよ。気持ちで物事を読まないから。立派な無差別テロなのに、話はAKB商法の問題(問題はあるのだが)にすり替えられ、アイドル産業の将来云々と言うけれど、そういう人達こそアイドルに関心がないから暫くするとケロッと忘れて次のネタに移る。ハッキリしたことは、言葉悪いかもしれないけど、性善説を前提に成り立っているアイドル現場もセキュリティだけは強化したほうがいい、という程度でしかない。こんな事があった以上、アイドル現場(いや、アイドル現場に限らず)はますますファン同志が守る場所になった。でもそれは本望だろう。大好きなアイドルさんだけじゃない、守るのは自分達の楽しみもだし、仮だったとしても共有する気持ちとか、人と人との関係を育むことを守るのだと思う。喜んで金属探知もボティチェックも受けていいと思うんですよ。それで晴れてみんなが楽しみを共有できるのだから(クラブなんて遥か昔から断然チェック厳しくて、ポケットの中の物も全部テーブルの上に出すなんて当たり前ですよ)。今は特にアイドルもファンも、持てる人から率先してポジティヴな気持ちを持っていく時だと思います。疑心暗鬼を減らして優しい気持ちを広げる。相手のことを想う、いたわる。で、時が癒すんですよ。もしまた事が起こったら毅然とする。物販列とチェキ列がゴチャゴチャになってる時とか、知らない者同士でもみんなで教え合うじゃないですか。と或るアイドルの混み混みライヴで沸いてたら「最前来なよ」って全っ然知らない人だったけど柵前を空けてくれて、その人は後ろに下がった。ああいう気持ちの持ち方です。
 アイドル現場もだけど、これからもそんなに風景は変わらないと思いますよ。
(MMMatsumoto)

P.S  文中の"アイドル"の箇所、音楽とかサッカーとか何にでも置き換え可です。


次のマーキーはアイドルがいっぱいです。
お楽しみに。




でんぱ組.inc「私たちがこれまでやってきたことは間違ってなかった」

  • Posted by: MMMatsumoto
  • 2014年5月 7日 02:47
2014.5.6_1 - コピー.JPG

2014.5.6_2 - コピー.JPG

名言! みりんちゃんの。
昨日のでんぱ組.inc武道館公演で、いちばん突き刺さった言葉。

その言葉には恨みがあったと僕は思いました。
胸の奥底にずっとあったわだかまりを、
言葉にしてふうっと吐き出して、それは蒸発した。

いつかみりんちゃんが言ってた(自分をいじめたヤツを)「見返してやる!」、
その気持ちを成仏させた瞬間だったなぁと感じる。
究極僕は、このみりんちゃんの言葉に尽きたかな、昨日の武道館は。

昨日のでんぱ組.incは今までで一番完成度を目指した感もあった。
MCも必要最小限だったし、
何より泣かなかった(実際は涙がこぼれてしまってたけど)。
高まる気持ちに押し流されず、ステージを高めていく。
その意味では多分史上最大に緊張していたのは、好都合だったのかも。

そう言えば、珍しくえいちゃんが結構泣いてたなぁ。
自分が嬉し悲しいってんじゃなくて、
「よくここまで頑張ったね、でんぱ組.inc」って感じで、
「よしよし」みたいな、そういう感じの涙だった気もするけど。

昨日の時点で既に、でんぱ組.incにとって武道館は当たり前でした。
今年入ってSSAや武道館や幕張で、
アイドルグループのワンマンを立て続けに見ているせいか、
やけに冷静な自分がどうなのか?という嫌いはあるんですが、
やっぱり現時点で、でんぱにとって武道館は少しだけ小さかった。
SSAや横アリはまだちょっと大きいかなって感じだから、
武道館2DAYSが適切だった気がする。
もちろん、こんなの全然結果論だけど。

開演する前からD-YAMAのアニソン、アイドル、ボカロがオンパレードな選曲で、
会場は温められていって、
ディアガール達(もちろん妄キャリのメンバー達も含めて)が、
アイスキャンディー張りにサイリウムを会場内回って売ってるとか、
もっと言えば多すぎるスタンド花とか(ファンからの花の分、多い)、
昨日午前のスレッドを埋めた5~7時間待ちの物販とか、
もうそこからが、でんぱ組.inc武道館公演の始まりだったわけで、
これを受けて30分強押しで会場が暗転した瞬間まず思ったのは、
とにかく、会場の声がハンパなくデカイ!
ここしばらく大会場続きを経験した中でも、でんぱが一番デカかった。
時々コールがデカくて歌が聴こえづらいくらい。

つまり結果、何の心配もなかった。
ディアステージのあのヲタ芸・コール・ミックス・口上が、
そのまま武道館にスライドしただけ。
つまり、いつもと変わらない。これがスゴイ。
日比谷野音の頃のほうが、
むしろ「広がった分、薄まったかなぁ...」と感じたくらい。
武道館のあの空間であることを差し引けば、相当濃い空間だったと思う。
スタンディングのアリーナには強ヲタ達によるコール本が配られ、
「キラキラチューン」「ORANGE RIUM」では、
口上がステージ上の画面に流れるという、
ファン・でんぱ本人達・運営、全員の合作状態でヤバかったです。

すごいなぁ~、でんぱは。いつもそう思う。
ヲタの意識・民度の高さ、でんぱ本人達の強ヲタぶり、運営のセンス・理解度、
すべてが噛み合っている。
だから、この速さで武道館へ来れたんだけどね。
ヲタのおおらかさやユーモアに、でんぱの連中も相当助けられてきたと思うし、
昨日だって一面天井間際までサイリウムの光の海だけど、
ちゃんと曲に合わせて動きが合ってるとか、
みりん、りさ、ねむ...という切り替わりに、
ピタッとサイリウムの色を7割くらいの人達が変えれるとか、
あと、口上の力強さはすごかった...
キラチュンとか武道館ごとですよ、大合唱状態。
すごいなぁ~、ホントすごい。宇宙みたいだ、でんぱ組.inc。

曲順、ステージ構成は、相当意味合いがあって、
次のMARQUEE(6/10発売)で、レポという以上に、
そのあたりの事も含めて、もっと突っ込んだ事は書きます。

結局、規模が変わっただけで、中身が同質だった。
変わるわけないじゃないですか、あの子達の本質が。
ディアステージの頃から核心を突いてたと今でも思ってます。

ようやく今ブレイクスルーした。


でんぱ組.incには大きな出会いがあって
世の中の価値観を動かすような、
そういう立ち位置もあるような気がします。




日々の事情

  • Posted by: MMMatsumoto
  • 2014年5月 4日 03:52
最近何やってるんだっけ?
と、ふと考えてみた。

最近は...
ノートぐちゃぐちゃで振り返ってもよくわからないという...

SKEに行った。SSA。
前から観てたけど単独は初めて。
ド頭から「強き者よ」で、
「へぇ~ デビュー曲とかいきなりやるんだぁ」と思ってたら、
全然MCが入んなくて、会場中に張り巡らされたランウェイを、
総勢でウワァーと散りまくって走ってて、
どこ観てたらいいんだか落ち着かないまま、
途中で、「あ、これってシングル曲を初期から立て続けにやってないか?」
と、ようやく気がつく。

「賛成カワイイ!」とかヤバかった、盛り上がって。
高揚する、あの曲は。
いきなり象が水まいてる時点で、あのPVは勝利だったと思ってる。
極彩色が開放感につながってて。

SKEはZEPP DIVERのスペシャルも行ったんですが、
珠理奈さんのオーラは48系の中でも別格だと感じてます。
ホントに17? とても信じられない。
48というよりも宝塚なイメージなんだけど...

ジュニア系だと、DIANNA☆SWEET、からっと☆、つりビット。
ダンサー系とアイドルの両刃で演劇のウェイトも高いTPDは要注意。
ガールズグループの今後を占うだろうと思ってる。
GW中の対バン、大丈夫? 先輩のほう。

乃木坂は幕張全握がすごくて、
2キロくらい並んでて会場に入るのに1時間もかかった。
西野列が最高時9列でハンパなく、白石列を上回ってた。
"太った鳩"への気持ち、あれ、なんかすっごくわかる。
ヒヨコがNGで雷鳥ってのも。まあるい感じがね。

オレンジポートには相当ダンスセンスのある子が一人いますね。

ののこさんは相変わらずで、
とんでもない才能だと思ってます。
我流ダンス、ホント個性って点では、
今日も観てやっぱ凄いなと思ったPO☆あんにゃさんとかと同じ。
曲より0.25秒動きが早いというか、
リズムに乗せるんじゃなく、曲を先導して切り開いてく感じが、
ホント自由で、彼女でしか出来ないものがある。
観てて気持ちがスッキリする。

あと、ひろしまMAPLE★Sの、あのトランス感。
あれは何なんだろうって今も謎なんですが、
曲がEDM系なのも関係あるかも。
メドレーみたいで途中演劇っぽくもあり、
ずっと続いて徐々に盛り上がって、
気がつけば体内温度上がってるという。

エビ中は、新人2人が完全に最初からエビでした。
これはビックリ。
なるほど! だからキャスティングされたのかと大いに納得。
星名さんとか安本さんが背が高くなって、どんどん美人さんになってる。
松野さんは169あるって言うんだけど、
ちょいヒールはいてるだけで、僕よりも背が高かった。
そうそう、この間撮影しました、エビさん。
撮影中メンバー同士ずっと喋ってるんですが、
聞えてくるぁぃぁぃの声がやっぱり不思議で、最強なんですよね。

ドロシーのO-EASTがリベンジどころか全然余裕でしたね。
次回ZEPP DIVER決定だけど、先行くべきだと思います。
決まった時のまりちゃんのはしゃぎ様、
あれがドロシーの可能性を指し示してるって前から思ってるんですが。
バーン!っていう思い切りが。

ニコニコ超会議に行かなくて大失敗。
ちょっとだけ精神つらかったんでしょうがなかったけど、
ここんとこ新規が多くて、
担当者の名前が「えっとー、どこの会社の人だったっけ」と混迷してます。

らぶどるさんAXワンマンの壁にあった自由書き込み掲示板、
あれはよかったですねー。
事務所の方のアイディアだそうだけど、
ファンの気持ちをわかってらっしゃる。

ファンの気持ちがわからない運営とグループは必ず失敗する。
でんぱなんて本人達自体がファンと同じ意識だから、
だから2年で武道館行けたわけで、
いっつも言うんだけど、
グループの中にドルヲタがいないグループはどうかなって思う。
アイドルファンがいるアイドルグループって上手く行くんですよね。
気持ちがわかるから。
芸能界にはああいう事もあっていいと思うけど、
やっぱ有り得ないわ、というのが僕の本心。
感謝がなくて、お金稼ぎできると思ってんのかな。

もうすぐ、でんぱが武道館!
アリーナがスタンディングで、見切り席まで売ってるってことは、
実数で1万越えるゾ。
CD枚数は積めても、チケットは1席1名だから、
チャートとはわけ違って、これが本当の数字ですよね。

武道館やっても半分しか埋まってないこともあるわけで、
大体5000人あたりがマックスかと、アイドルファンで埋めれるのは。
女子流の数字が一つの目安ですよね。
残りの4000人なりは、アイドルのライヴ初めてっていう人達や、
昔の僕みたいに「ゲッ、チェキ会?」って思ってるような人達を、
呼び込まないと達成出来ないわけで。
アイドルファンは核だけど、本当にその外側の人達に届けること。
それが必要で、本当に大変なので、
ZEPP2000~3000人まではファンと結託すればなんとかなるけど、
そこから先が難しいというのは、そういうことです。
いわゆるアイドル流儀・アイドル商法を超えるなり大幅に変化させなきゃならないから。
ミュージシャンなんかと同じ。
評価や表現の中身だけで売れていく状況を作り出すわけだから。

そのグループを本当にZEPP以上にと望むなら、
ファンが意識開いて、外にアピールすることを買って出ないと。
そこで自分達のものにしておく意識が働くと、
いつまでたっても壁を超えない。
「なんで売れないんだろう」って言われるグループは、そこに原因がある。
僕はでんぱをガッツリ見てたからわかるけど、
中心ファンが先導して外に広げてた。
でんぱの推しがそれを望んでいるから、実現させてあげたい、
っていう愛情の強さ。それが武道館を導いた。

たとえば、より一般に届かせるには、
チェキ会もMIXも逆効果になる時期が来るとか、
薄めたほうが一般にはわかりやすいという場合もあるんですよ。

自分の尺度で物事を判断していると見誤る。
これは僕が日々現場で話したりツイッター覗いて思ってることです。

じゃあ一つ、勘違いの話を。
最近4月だったから卒業や解散も多かった。
ライムベリーの一件じゃないけど、
そもそも認識しておいたほうがいいのは、
アイドルは基本、未成年だということ。
判断は本人よりも親なんですよ。
親御さんと運営さんとの関係、ここがメイン。ここですよ、ここ。
水面下の事でめったと表に出てこないけど、90%以上の理由はここ。
アイドルさんの多くは教育熱心な親御さんの子供達なわけで、
だから小さい時から習い事も、それこそダンス教室にも通わせてるわけで、
それなりに裕福でもあって、だから品格もある。
教育の中の、華やかな希望・夢がアイドルなわけです。
高校進学あたりで、子供の将来・人生の事を、
人並み以上に熱心に考えて当然というか。

道重さんが、卒業することを発表しましたね。
僕のTHE アイドル像は、道重さんです。

音的に最高にヤバイのは、3776です。
これは絶対聴いておいたほうがいいと思う。


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