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2015年4月 Archive
MARQUEE×2.5D 主催イベント「MARQing」 4/23開催!今回はバンドじゃないもん!のトーク&ライヴ&討論会&配信+特典会でっす!
- 2015年4月21日 23:35
今週木曜23日に「MARQing」開催します。
こんな予定です↓
出演:バンドじゃないもん!
4/23(木)open 18:30 / start 19:00
2.5Dにて(渋谷パルコパート1 6F)
http://2-5-d.jp/marqing/
予約¥1,500 / 当日¥1,800 (共にドリンク別)
トーク&討論会&配信30分
ライヴ&配信30分
特典会90分
司会進行は僕マーキーのMMMatsumotoと2.5Dの石井くんのコンビです。
問題は討論会かと。
これはバンもん!メンバーはもちろんのこと、
当日会場に来られた方々も交えて行いたいと思っています。
テーマは「目の前に迫ったZeppDiverをいかにして埋めるか」
そして「今後バンもん!がブレイクスルーするためには何が必要か」
という非常に現実的で他アイドルさん&運営さん達にも参考になる内容になります。
限られた時間ですが凝縮させますので。
もちろん、マネージメントPerfect Musicさんと話し合った結果の内容・テーマです。
バンもん!さんのコアなファンの方々だからこそ、
是非考えてほしいことがあります。
では、23日に!
MARQUEE(マーキー)Vol.108 編集Blog: 吉澤嘉代子 もうひとつのフォトストーリー
- 2015年4月20日 11:40
以前このブログで書きましたが、
吉澤嘉代子さんのフォト別ヴァージョンを掲載します。
現在発売中の MARQUEE Vol.108に掲載されているものと同時期の撮影です。
撮影スタッフは下記のとおりです。
カメラマン:藤城貴則くん
ヘアメイク、着付け:宮川朋子さん
スタイリング:新田アキさん
ではでは。
MARQUEE Vol.108 夢眠ねむ(でんぱ組.inc)連載「まろやかな狂気」 Notes 003.「三重県」、つづき
- 2015年4月12日 03:51
大好評連載、でんぱ組.inc・夢眠ねむさんの連載「まろやかな狂気」。
毎回ご本人がテーマを決めてロングトーク!
なので、本誌では字数に限界があるため、
後半は当ブログにそのまま続く形式になっています。
なので可能なら、本誌 MARQUEE Vol.108のP80から続けてお読みいただくことをお勧めします。
今回のテーマは「三重県」。
ねむさんの出身地です。
ちなみに僕MMMatsumotoも三重県出身。
本誌分のほうで「あ、分かる、分かる」と馴れ馴れしかったり、
「松阪牛」「伊勢神宮」でドヤ顔を勧めているのもそのせいです。
お許しを。
では、"夢眠ねむ"を形作る最も根深い部分「三重県」へ、良き旅を!
↓
たし。やっぱり何か観光地で、一個のそのポイント? 例えばウィークポイントをチャームポイントにするっていう作業ばっかりやってました。坂がいっぱいあるってしんどいなら坂を名物にすればいいとか。私はアキバで、駄目なところをチャームポイントに変えることを学んだけど、それは元々持っていたものでもあって。それをアキバで裏付けてもらえたというか」
――最初にねむちゃんに会った時に、同郷だったから珍しいなって思った。その時思ったのは、この人は三重県のことを誇るんだという軽い驚きだったんですよ。
「(笑)。背が高いとか歯が出てるとか眉毛が垂れてるとか、自分がヤダって思ってるところを誉めてもらえる喜びと、三重県って言うと三重の人はめっちゃ喜んでくれることが似てると思うんですよ。『三重県出身』と口にすることが、なんかいいことというか。何かみんなのトラウマをこう、拭えるっていうか」
――巫女さんみたいに浄化するっていうか(笑)。
「そんな気はするんですよ。ねむに憧れて『背が高いけどアイドルになりました』って言う子が結構いて。そういう子達って泣きながら教えてくれるんですよ。『こんだけ嫌だったけど、絶対猫背になってたけど、ねむちゃんに会って背筋を伸ばしました』みたいなことを言われると、私もちょっと猫背がちなので伸ばさなきゃって思うっていうか。自分がきっかけを作ったんだから、ちゃんと責任を持たなきゃみたいな感覚はあります」
――要するに僕は、ねむちゃんのポジティヴ感が違和感だったんですよ。それはご自身の努力もあるけど、ベースにあるのはご両親から注がれた愛情なんだなあって分かった。
「両親には愛されました」
――だからアイドルをやってるんだなと思った。アイドルをやれる理由はそこなんだなって。
「私は幸せに育ったなあっていう。結構ヤバかった時期は勝手に自分がヤバかっただけで、親の責任じゃないから『死にたい』と思っても『親が悲しむからやめよう』って思考回路だったんです。こういう感じで育ったのはお母さんがすごいからで。最近お母さんがなんかね、『育て方を書こうかな』とか言ってるんですよ(笑)」
――それは名案かもしれないです(笑)。
「私がいろんなインタビューで親の話をするのを読んで、泣いて喜んだっぽくて。お母さんはお母さんで結構苦労してきたらしく。というのも、家系が魚屋で、私で5代目。正確には、お姉ちゃんが5代目なんだけど、男が生まれなかったからお母さんはめちゃくちゃいじめられていたらしい。『男じゃないならいらないでしょ?』と言われながら育ててたけど、でもちゃんと育て切ったし、良い子に育って良かったあ、と(笑)。そういう親の話を書くと『いい育てられ方をしましたね』って言われるよって言ったら、『えー、じゃあ育て方を書こう』って呑気に言ってて(笑)。今どこから書こうか悩んでるらしい」
――(笑)。ねむちゃんの身の上に起こるネガティヴなことや、"中間"のどっち着かず感も、最終的にポジティヴ変換されてるけど、そうして人を照らすことができている背景に、ご両親の愛情があったことは間違いないと思う。
「うんうん。親がいるから大丈夫って思えるみたいなとこはあって。でもアキバに来てから、そうじゃない子達に触れ合うことがめちゃくちゃ多かったから、親に愛されたことをを言うことで傷つく人がいっぱいいるんだ!?と思って、言わないようにしていた時期もありました」
――また、いつもの感じだ。
「また(笑)、口に出せないことが増えて。でもそれを控えて言わないって、それも分かるけど、私は愛されたっていうのを言うのは悪くないなとも思ったんですよ。三重県のことを考えた時とか、それこそマーキーで親への手紙を書いた時に、口に出して言うのは悪くないことだと思って」
――ところで、今でんぱ組に所属してる感は、どのくらいのものなんですか?
「今はでんぱ組でしかないところがあるんですよ。ちょっと前まで"夢眠ねむ"をやってる中ででんぱ組をしてる感覚だったんですけど、今は『"でんぱ組.incの夢眠ねむ"です』って言うのがマストになってる感じ。いちばん冠に来てますね」
――段々そういうふうに移行していったんですか?
「移行はしていったし、そうだと思う、なんか。認める、というか」
――素直に飲み込めてきたってこと?
「元々はソロでやりたいとか、アイドルよりも美術をやりたいとも考えたんですけど、やっぱり今はでんぱ組ありきのことばっかり。もちろん前提として"夢眠ねむ"ではあるけど、今はもう、進んでることは全てでんぱ組.incのことだなと思う。だからグループ内での自分の位置が成り立つよう、私の場合は出身地や育ってきた環境を、もう一回踏みしめて思い出してるんです。その意味で三重県でライヴが出来たのは個人的に良かった。"夢眠ねむ"らしいことをしてる感じがして」
――大阪時代、中学高校時代の頃は"夢眠ねむ"の中の人でやってたんですよね? "夢眠ねむ"は東京に出て来てからですか? メイド喫茶の実験体験以降の話なの?
「そこがね!難しいですねぇ。たぶん、今は中高の頃に近い」
――当時、中高では"夢眠ねむ"の名前は持っていなかったけれど、中の人も"夢眠ねむ"的な要素が既にあった?
「逆転していった感じ。後ろと前が。保育園とか物心付いた時から、物を作ってたし。私はずーっと芸名を持ってるんですよ」
――"夢眠ねむ"とは別に?既に?
「既に。一番最初に付けたハンドルネームは"くまだしゃけ"だったんです。小学校低学年の頃、その名前で漫画を描いてました。中学になると"あすろべえ"に変わって(笑)。それでお父さんが最近まで『あすろ』って呼んでました、私のことを」
――昔からもう一人格ある傾向だ。
「でも、アキバ的なハンドルネームとはまた別で、作品ごとに使い分けてたんですよ。例えば中高の頃、グッズ的なものを作る時は、自分で"タイニードットトイズ"というブランドを作って、そのロゴも描いてプリントのシールも作ってました(笑)。全部所属できないくせに、常に自分で起こしてたんですよ。小学校では、コインゲームを作ったり、郵便局を起こしたりとか、団体とか会社を作るのが好きでしたね。それで流行ったりしちゃうと、譲っちゃうんですよ(笑)。だから発明を譲ることは、ちっちゃい頃からやってたことなんです。全然大層な事じゃないんですけど、『もう、いいな』ってなっちゃう(笑)」
――"夢眠ねむ"と付いてからとそれ以前では、何か感覚が違うんですか?
「違いますね。やっぱり何かになるっていうことに名前は必要だと思いますね。例えば芝居する時も『"夢眠ねむ"でやれ』って言われたら"夢眠ねむ"でしかできないけど、『"橘かれん"になれ』って言われたら"橘かれん"っぽくやるじゃないですか。声優さんもそうかもだけど、イメージが色々できる人には必要なことかもしれない。パンッて切り替えれる人や、根っこが一緒でも変身する感覚の強い人にとっては、名前があったほうがやりやすいと思います。それは元の自分を殺さない為なのかもしれないですけど。器用なりの怖さってあるじゃないですか、『自分はどれだったんだろう?』って」
――名前を使い分ける背景には、定められたくないという心理もあるとか?
「それはありますね。決めつけられたくない。自分で定めたいんですね。だからデザイナーを諦めたんですよ」
――発明じゃないから。
「そう。ファインアートに行ったのは、自分で名付けたり決められるからで。やっぱり好きじゃないと出来ないという下手さがあるから。だから言っちゃえば、上手いから出来ちゃって自分が思ってないことをしちゃうのがヤダ、っていうところの反発かも」
――という中立感のおかげで、今となると様々な事をポジティヴ変換できてるのでは?
「だいぶ、そうですね。2年前位からポジティヴ」
――自分は本当のオタクじゃない、アキバじゃない、という悩みも解消されてきてるでしょ?
「うーん、されてはいるんですけど、オタク全部にリスペクトがあるから。全部を極めてない時点で言いたくないんですよ。やっぱり説明書きが2行以上は鬱陶しいんです。もう、名前の話もそうだけど、一文で全部意味が分かるくらいの、パンッパンッていうのじゃないって時点で嫌で。それでやっと上手く言い表わせたのが"オタクヲタ"。やっぱりオタクが好きでこの世界に入ったんだから、一番の真実だなと思って使ってはいるんですけど、それもアイドルとオタクのどっちにもなれなかった自分でしか取れない位置だから、"夢眠ねむ"らしさはありますね」
――そのことで多くの人達が勘違いしてるのは、「でんぱ組は、アイドルを壊して新しいアイドルを作る」という見方で。
「違うの。真逆なんですよ」
――自分達はアイドルのつもりで頑張ってやってたんだけど(笑)。
「そーですよー!」
――元が不器用だから独特の形になってしまったっていう。
「それしかできなかっただけなんですよ。破壊じゃない。ウチラは本当にアキバっていうのを言い続けてるし、超保守だと思うんですよ」
――何よりアイドルへのリスペクトがあって、その究極とも言える"アキバ"に根付いているわけだから。そのアキバという土台自体が承認されてきた。
「アキバが認められて、番組でも変な感じに取り上げられなくなった。例えば『それの良い効果のひとつですよね、でんぱ組は』って言われたらやっぱり嬉しいじゃないですか。『でんぱ組が偏見を取ったよね』とか。その個人ヴァージョンが三重なのかもしれないです」
――ねむちゃんは中間をもう個性にしてると思ってるんですよ。
「うん、私の一番の個性は中間っていうことだと思うんですよね。間の人」
――でんぱも中間の役割を果たしていく時期に来てますよね。何かと何かをつなげて行く位置に居て、その為の衣装や音楽やダンスでもあると言っていいくらい。気づかせる役目を担っているというか。でんぱが元来抱えているものは普遍的なことだから。
「そこがでんぱ組で自分が必要ないんじゃないか?って思ってた要素で。いじめられてもいないし、『ひとりでも別にやっていけるや』って思ってたところもあって。でも中間でどこにも属せない寂しさを抱えてるんだなって。そういう人も多分いっぱいいると思うし。あと、私はメディア芸術をやってたから本当良かったよなと思う」
――だから今でんぱで居るのは必然かと。ねむちゃんが進む過程で、特にでんぱ初期はパッシングだったわけで、そこを越えてきた情熱がキーだったかと。
「さっき親に愛されたからポジティヴっていう話もあったけど、でも私はみんながダサいと思ってたことだって、絶対これは格好良いんだっていう自信を持って今まで物を作ってきたから。でんぱ組.incのことだって、『何言ってんの? これ超格好良いじゃん!』って思ってた。自分が格好いいと思ってる人達、例えばファンタジスタ歌磨呂さんとかが、自分が格好良いと思うものにハマってるのも心支えになった」
――あとは観光地生まれ。その情熱の根底に祭りのワイワイ感、明るさを感じるから。観光地独特の祭り感覚って、何かね、派手さにつながる気がするんだよ。表現力、アウトプット力の強さに。
「やっぱり私、ずーっと観光地って格好良いなって思ってたんです。なんですけど、可笑しいなとも思ってた。町でみんながこれを着なきゃいけないからって忍者の服とかを着なきゃいけないわけですよ。嫌だなと思っても。私が『着んの嫌やから』と言うと、お母さんが3000円を渡すとか(笑)。忍者を何故か住民がやらなきゃいけないっていう時点で可笑しいのに、嫌だからって娘にバイトをさせるって(笑)。忍者の地だからって、ここまでしなきゃいけないの?っていう面白さがあって。もっと変だなーって思ってたのは、伊賀市の市長と(県境隣接市の)甲賀市の市長が手裏剣対決とかを、真剣な話し合いの時にちょろっとやって握手とかするんです。それが新聞の一面とかに載る(笑)。それをみんな真面目にやってるんです。みんな町興しにめちゃくちゃ真剣でだから細胞レベルから何かを盛り上げようとする。良く思ってもらおうとする意識が異常なんですよ。だから三重県のことを盛り上げるし、でんぱ組のことも盛り上げるし、秋葉原の良いとこだけを盛り上げるし。何かを言って落とすんじゃなくて、『それは売りにならないだろ?』ってことも、なんとかいじってでも売りにするっていう育ち方なんですよね。それってダサいんですよ。スマートじゃないんだけど、私にはすごく格好良く見えた。それと同じで、オタクってすごくダサいものだってされてても私にはすごく格好良く見えた。なぜなら忍者の話もオタクも、どっちも愛情しかないからで。結局お金を超えて、愛だからっていうところがあって。その愛を盛り上げるにはお金が必要だから何かを売るとかなんだけど、結局は『これ、いいですね!』って言ったら、『あげる、あげる』ってあげちゃうわけ(笑)」
――もてなしだ。
「そう、もてなし。サプライズだったり、喜んでもらおうっていうそこに銭勘定できないんですよ。喜んでもらえるんだったらマグロをお父さんがさばいちゃう、自分のポケットマネーでファンに振舞っちゃうみたいな感覚で育ってるから。ここで損をしたとしても1年に1回のことなんだから、自分のお金で払ってでもファンの人にこれをあげたいとか。それが何百年も続いてるんですよ。三重県にとって観光って重要な部分だから。それはやっぱり"東海道中膝栗毛"のやじさんきたさんがお伊勢さんに行く道中の話がストーリーになってるのもそうですし、例えば赤福本社があるおかげ横丁なんて"おかげさん"っていうのを掲げてる。自分なんて何にも偉くないっていうところで、それこそみんなが来てくれて盛り上がってるから『お蔭さんで生きさせてもらってる』って言うのが三重県の県民性で、その言い口は控え目。そのことを私は三重県民として誇ってるんですよ」
――そうして客観的に愛せたには、地元を1回離れたから。それは前提ですよね。
「ああ。そうですよね。自分の血を知るみたいなのは大事だなと思いますね。どういうことになるにせよ」
――僕、過去に性同一性障害のミュージシャンを3人取材してるんだけど、本当に、雰囲気が女の子なんだよ。それは不思議な感じがします。究極の中間はそこだと思ってるんですけど、やっぱりそれは計り知れないものがあるなと思った。
「なんか、矛盾を肯定できるっていうのが、私はやっとやれたことで。自分の矛盾がどうなんだろう?って思ってた時期は本当に苦しかったですけど、今はやっぱりそこが、面白いじゃないけど、突き詰めるべきはそこだなって思ってます。私もやっぱりアイドルじゃない自分を愛してもらえるか分からなかったりするし。むしろアイドルだってことを嫌がられるかもしれないしっていうので。とか、私は矛盾の上に身を置いてるなっていう感覚でずーっといるんですけど、男の見た目なのに女だとかって。難しい...」
――難しいですよ。でも本人はそれが当たり前の感覚で否なる責任もないわけだから、だとすれば周りの認識の仕方が変わらなきゃいけないんだと思う。
「そう。でもそれを嫌な感じで受動的にしてる人っていっぱいいて。私はそういう態度が大キライだから。例えば『子供好き』って言って子供と接してる人って、私はやっぱり好きじゃないんですよ。なんか、わざわざ子供を好きって言ってる感じっていらないじゃん?って思っちゃう。子供扱いをした上で子供を好きなのって、子供には分かるから」
――子供も性同一障害の人も同じ。人と人で話をするしかない。
「そう、それしかない」
――性別や年齢は、その上に乗っかっている後天的なことだから。まず人間同士である、と。そこから始めればイスラムの人だってヨーロッパだって関係ない。そこに有る共通話題はもはや普遍的なことだろうから、これは共有できるだろうと思ったところに、でんぱ組が居た!
「えっ! 話が急だな(笑)」
――でんぱ組だけが違うって言ってる理由は、本当はそこなんだよ。でんぱ組が抱えてる内情・人格は、さっきから言ってる世界中に通じるところと直結してるって感じる。でんぱ組の存在理由つまり役割って、究極そこかなと思ってる。
「は! レゾンデートル大冒険!」
――(笑)。これは根幹の話で、設定や物語ではないので。
「だから多分しんどいんでしょうね。キャラクターを演じるっていう話ではないっていうのが。魔法少女はしんどいっていうのは、多分『まどマギ』とか、そういう今風の魔法少女漫画とかでばらされてる気がしますけど。やっぱ楽しいだけじゃないっていうか、全員のものを背負ってるのって結構キツいっていうか」
――でんぱ組.incもねむちゃんも巫女的な性格が強いですよ。というか、そもそもアイドルというもの自体が、オンタイムの巫女なわけで。というところまでにしましょうか、今回は。
「次回も、楽しみ!」
ポッドキャスト MMM Radio Psychedelic、4/10更新! シルヴィ・バルタンと乃木坂46 ~アイドルの元祖と最新形~
- 2015年4月10日 19:23
60年代フレンチポップスの代表格にして現役シンガー、シルヴィ・バルタン。
アイドルを語る上で、源流がこの人になる。
というのも、日本で"アイドル"が始まったのが1970年。
まず天地真理、南沙織、麻丘めぐみ、アグネス・チャンらが次々とデビュー。
そして1972年頃、山口百恵や桜田淳子、森昌子らが出て本格化し、
第一期アイドル全盛期を迎える。
アイドルは高度経済成長期エンタメ界の象徴、
そもそもが一際華やかな存在としてある。
そのサンプルとなったのがフレンチポップス。
日本におけるアイドルの原形はそこにあり、
具体的にはシルヴィ・バルタンのことだった。
1964年彼女の初期代表曲であり同タイトルの映画『アイドルを探せ』が当時日本でも公開。
その後来日ツアーも行い、
ブロンドヘアにミニスカート、
ガーリー/キュートだけどボーイッシュでもある雰囲気で国民的人気を得ることに。
ウルトラマン全盛期に円谷プロが考案したバルタン星人が、
シルヴィ・バルタンに由来しているのは結構有名な話でもある。
パンチがあってエモーショナルさも秘める歌声が特徴で、
この当時60年代から70年代前半にかけては
オーケストラやホーンセクションと絡む曲調が定番だったこともあり、
実年齢よりも大人っぽく感じられる、
ということも当時から国内アイドルに移植された気配すらある。
多分にソフトロック的なニュアンスを含むのは、
当時のゆるやかな空気感の影響か。
大阪万博が開催され新幹線が開通し人類が月に行った当時の、
日本全体が"明るい未来"を信じて疑わなかった頃の陽気さ。
そして時を経ること45年、2015年の乃木坂46。
乃木坂46は今年に入って一気に攻勢がかかっている。
今一番急進的で斬新なのは、間違いなく乃木坂だ。
ファッション誌「Ray」「CUTiE」「nonno」「CanCam」の専属モデルに計5名も起用され、
2/22の7時間半にも及んだ西武ドーム公演の成功(ロックバンドやインディーアイドルじゃないんですよ!)、
11thシングル「命は美しい」の週間セールス50万枚越えなど、
どれも破格の規模内容だが、
規模の事以上に、そうしてアイドル概念を中身内容から変えつつあること、
その結果次期アイドル像を作り上げつつあることが何よりも急進的。
デビューから3年半。
こうして今になって乃木坂46の説得力が増しているにはワケがある。
一つにはギャップからの魅力。そして中身重視の様々作品の積み重ね。
乃木坂46はアイドル/ガールズグループ界において一番の美少女揃いと定評ながら、
実は中身本人達が一向にアイドル気質でない。
このギャップが作用しているには前提として各作品クオリティの高さがある。
けれど、その内容を冷静に見てみても、
50万枚級セールスの表題曲の9割がサビを強調しないマイナースケールの曲調で、
MVも7割がほぼ短編映画、時には30分に及ぶ。
そうして創作面ではクリエイター達の実験の場・発掘の場としても機能している程だが、
これは元を正せば本人達のキャラクターに由来している。
乃木坂のほとんどのメンバーが
アイドル観点からすれば思索型タイプなのだ。
定評ある清楚イメージも、この辺りから由来している。
そんな渦中に、現センターの西野七瀬初のソロ曲「ひとりよがり」が、1stアルバム『透明な色』に収録・披露されたのだが、
これが完璧にヤバイ。
シルヴィ・バルタンに由来する70年代初頭のアイドルイメージが、
特に曲に投影されていて、
まるで元祖と最前線が直結しているかのようで。
西野七瀬の持つはかないイメージは、もう絶大な人気なわけだけれども、
あのイメージこそ最初期アイドル達のそれに繋がる。
そうしてエッセンスを抽出するかのように用意されただろう「ひとりよがり」、
そして今回11thシングルに収録され、想いの入った斬新なMVでも話題を呼んだ続くソロ曲「ごめんね、ずっと・・・」、
ともに彼女の慎ましやかで人懐っこく甘い歌声が全開する。
震えるような息遣いの、いい意味での未完成さは、
まるで"アイドル"の原点かのよう。
今はもうアイドル達さえ失いつつある"純粋"のイメージを想起させるのだ。
この演出は、まさに素材・特性あって可能なこと。
西野七瀬という人は、マカオタワーからのバンジージャンプでもわかるとおり、
根底には強いものを秘めた人だとは思う。
第一級の競争世界だけに、
擦り切れがちになりそうなその特性を宿したままここまで来れたこと。
ここにこそ乃木坂46というプロジェクトの神髄がある気がする。
それで、「ひとりよがり」が初ライヴ披露された時が決定的だった。
TV番組「乃木坂46 SHOW」でのこと(YouTubeに映像アリ)。
白の広い部屋に椅子が一つ、そこに純白のワンピース姿。
そのものバルタンや同時期フレンチポップスのフランソワーズ・アルディらの60年代TVショー風だった。
それはプロデュースサイドの意図を感じさせた。
乃木坂初期3作までに溢れているフレンチポップス色(それに強く影響を受けている90年代渋谷系サウンドも含めて)、その代表曲「おいでシャンプー」イントロや間奏で、
シルヴィ・バルタンの「アイドルを探せ」の有名フレーズが引用されていたのも、
決して偶然ではなかったはず。
乃木坂46は、西野ソロ曲に象徴されるように、
大きなスケールでアイドル自体をオマージュ・リスペクトしつつ捉え直し、
次の時代へと更新しようとしている気がしてならない。
あいまいな逃げ言葉としての"ガールズグループ"ではなく、
新しい概念としてのガールズグループ、
活動の幅広さを考えれば、むしろ総合ガーリーカルチャーを目指しているはず。
その傾向が今年に入ってより一層鮮明になってきた。
MMM Radio Psychedelic
↓
■HMV
http://www.hmv.co.jp/news/article/1504060007/
■webDICE
http://www.webdice.jp/dice/detail/4658/
MARQUEE(マーキー)Vol.108、本日4/10発売!
- 2015年4月10日 18:49
今回のマーキーは"これからのアイドル"特集です。2014年春頃から始まった第三期アイドルブームについて、これが何なのかを解き明かそうという企画でのチョイスです。
まず表紙&第一特集がバンドじゃないもん! でんぱ組.incやゆるめるモ!らと同じく様々なカルチャーがミックスされたアイドルのカタチを象徴するグループとしてピックアップ。撮り下ろしに始まり、1stフルアルバムやヒストリーそして個別のインタビュー、メンバー6名の手書きアンケートなど25ページで構成。
そしてもう一つ今最も急進的な乃木坂46を計15ページ。乃木坂46の治外法権、CUTiE専属モデルでもある齋藤飛鳥と乃木坂きってのクリエイティヴ気質の持ち主の一人・伊藤万理香によるマーキー誌面限定ユニット「ツンデレラ」での撮影+インタビュー(新曲のこと、乃木坂46の現在、二人の内面など)。更に大好評・川後陽菜プロデュースの連載では井上小百合を拡大版6Pでフィーチャー。花テーマにロココ調のロマンティックコーデで。
巻頭特集には、第三期アイドルブームの傾向である"小中学生グループの台頭"の観点から、デビュー直前のPREDIANNAを撮影&個別インタビュー6P。巻末特集には"アイドルという土台からの広がり"という観点で、14歳の本格派シンガー吉田凜音を、1stアルバム発売を記念し、3タイプで撮り下ろし+インタビュー。
更に、SKE48から須田亜香里&柴田阿弥でSKEの現在・未来、オタクカルチャーを牽引する二組の合体しょこたん♥でんぱ組の濃厚対談、完璧なドールハウスコンセプトで知られるDoll☆Elementsを"どるえれ図鑑"と共に撮影&最新インタビューで。アイドル現場からは、ガーリーをテーマに読者モデルから選抜されたKiss Beeや、バンドサイドとも連動するつばさFlyも各4Pで掲載。そしてひめキュンフルーツ缶、Dorothy Little Happy、callme、アップアップガールズ(仮)、lyrical school、FYT、アイドルネッサンス、WHY@DOLL、ウルトラガール、赤マルダッシュ☆、Qamなども掲載しています。
一方、裏表紙&第二特集ではイマジネーション豊かなシンガーソングライター吉澤嘉代子を、ほぼ映画仕立てで大量撮り下ろし。過去・現在・未来のテーマでの爆笑インタビューと共に。そして最新アルバムをリリースしたクラムボンに、3人そろってのロングインタビューを敢行。更に活動休止となってしまったSEBASTIAN Xにその真意をお聞きしました。
その他、アーバンギャルド・松永天馬、でんぱ組.inc・夢眠ねむ、寺嶋由芙、夢みるアドレセンス・志田友美、FYT、乙女新党、GALETTe、DIANNA☆SWEET、ゆるめるモ!、クラムボン・ミト、髭・須藤寿、People In The Box・波多野裕文、CAPSULE、ASOBI presents「CLUB or MORE?」、Base Ball Bear・関根史織による毎回ほぼ記事状態の連載も掲載中です。
なお配送の関係で、地域によって店着日がズレます。
都内の早い書店さんでは4/9の夕方より、北海道・九州では4/14頃の所もあるかもしれません。
ご了承ください。
また、小誌は音楽雑誌ですので、
書店さん以外に、タワーレコードさんやHMVさん、ヴィレッジヴァンガードさん等のショップでも大量販売させていただいてます。
こちらもお問い合わせ等よろしくお願いします。
更に確実なのがAmazonさん、楽天ブックスさん、エルパカさん等のオンラインショップかと。
送料無料のところも増えていますので、こちらもよろしくお願いします。
MARQUEE(マーキー)Vol.108 編集Blog:Kiss Bee
- 2015年4月 8日 22:49
アイドルブームは、もはや"世に出る"土台でもある。
PREDIANNAのコーナーでも書きましたが、
2014年春頃から始まった第三期アイドルブームは、
もうその視野を、モデルや女優、シンガー、ダンサーなど広範囲に広げている、それも最初から。
その視野の持ち方も、AKB48 スタート時の1期→ももクロが象徴のアイドル戦国時代の2期→を踏襲・分析・洗練した3期ならでは。
大きなところでその象徴が、でんぱ組.incや乃木坂46やBABYMETALだったりする。
この傾向が大小様々なグループにも起こっている。
今回掲載したアイドル現場のグループ達も、
例えば吉田凜音はアイドルを土台にシンガー方向へ、
例えばつばさFlyはバンドサイドの方向へ、
PREDIANNAやDIANNA☆SWEETらがジュニアモデルを活かしてアーティスティックな方向へ、などなど。
様々なジャンルとカルチャーを背負いつつそれらをミックスしているバンドじゃないもん!も。
Kiss Beeもそんな今の流れを代表するグループの一つだ。
マネージメントサイドは本格的なファッションフリーペーパー「Cherish」も発行し、
メンバー達モデルに対談と総出演している。
約3万人のガーリーネットワークを持つ読者モデルCharm UP Girlsから選抜された8人組で、
つい最近3期メンバー5名も選出された今年要注目のグループ。
CDは今ちょうど2作目「道しるべは青/卒業の空」がリリースされるところで、
現在都内アイドル現場をメインに活動も活発だ。
1stシングル時デビュー期の衣装がAnk Rougeで、いわゆるアイドル衣装ではない。
最初からストリート(フレンドリー)でガーリーな方向性でもある。
アイドルかモデルかではなく"カワイイ""ガーリー"であること、ここに立脚している。
むしろ、きゃりー達を輩出しているASOBISYSTEMに方向性が近いかもしれない。
もしくは日本ツインテール協会が擁するdropなどのカルチャー色あるグループ達に。
既にワンマンに集まるファン達に同世代の女の子達も少なくない。
世代が若く、夢みるアドレセンスの現場に少し似ているかも。
3期メンバーも強力そうだったので早くステージを観たい。
多分今年Kiss Beeは注目されていくはず。
チェックを。
MARQUEE(マーキー)Vol.108 編集Blog:でんぱ組.inc ライヴレポ
- 2015年4月 8日 20:55
photo/チェリーマン
代々木第一体育館2DAYS『でんぱーりーナイト de パーリー』、
からの『WWD大冒険 TOUR 2015』を計4日間ライヴレポです。
でんぱは現在もこのツアー中で最終が5/6のTOKYO DOME CITY、
なのでネタバレ防止の為、一部レポ詳細とセットリストを省略しての掲載ですが、
それでも書き始めると止まらないのがでんぱ組。
なんだろうなぁ、でんぱって書くことがいっぱい浮かんでくる。
代々木2DAYSに関しては、直後の「でんぱニコ生」に出演させていただき、
そこでも話させていただきました。
僕はあれを"代々木ライヴ実験"だったと思ってます。
"Dear☆Stageへようこそ"コンセプトを組み込んだほぼベスト盤状態の武道館公演とは違って、
アルバム『WWDD』を三次元展開した結構なコンセプト仕立てで、
本人達もスタッフ達も「挑んだ」感じが強かったはず。
初日の未完成な、それこそ試行錯誤は、ライヴ(生)そのもので、
でんぱは代々木をやれるようになった今でも"生きている"というか、
世の中の評価に甘えることなく、自分達のことを進めている、
そう強く感じて初日はある意味非常に貴重な瞬間だったなと思う。
というのも2日目は、曲順を変更したりして、もう仕上げられていたから。
だから断然完成度からしても2日目。
だけれども僕は今でも初日の「もしかしたら失敗をしたのではないか」とさえ思えたあの生そのものでしかない現場の切迫感も忘れられない。
全然安全じゃない、トライの瞬間を見続けていたような気がして。
音楽畑で生きてきたから、そういうドキドキ感ハラハラ感には価値を見出だすんですよね。
「このバンドは失敗をしようが体裁にとらわれずその瞬間を紡ぎ出そうとしている」という価値を。
まるで細胞分裂が急加速してエネルギーを発しているようなその熱量のほうが大切と思っているし、これがあっての完成度じゃなきゃ説得力を持たないとも思ってるので。
そういう代々木での実験でした。
そして修正・再構成されてのツアーが始まったのが2/27。
ツアー初日&ねむ凱旋公演で古参も集まり、
まるで2012年夏前頃"キラキラチューン"直前頃のようで、
懐かしさと感動で個人的に楽しかった。
あの頃までに至るディアメン達とメンバー達の理想的な関係は、
僕が知っているアイドルとファンの関係の理想形だし、
あれ以上のカタチは無いと思っているから。
それを感じられたライヴだった。
あと、新曲"FD2~レゾンデートル大冒険~"の振付けはヤバイ!
「ダンスは身体の思想」と言わんばかりのYumiko先生らしい、そしてでんぱ組.incらしい振付けで。
これはライヴでのお楽しみに。
代々木第一体育館2DAYS『でんぱーりーナイト de パーリー』、
からの『WWD大冒険 TOUR 2015』を計4日間ライヴレポです。
でんぱは現在もこのツアー中で最終が5/6のTOKYO DOME CITY、
なのでネタバレ防止の為、一部レポ詳細とセットリストを省略しての掲載ですが、
それでも書き始めると止まらないのがでんぱ組。
なんだろうなぁ、でんぱって書くことがいっぱい浮かんでくる。
代々木2DAYSに関しては、直後の「でんぱニコ生」に出演させていただき、
そこでも話させていただきました。
僕はあれを"代々木ライヴ実験"だったと思ってます。
"Dear☆Stageへようこそ"コンセプトを組み込んだほぼベスト盤状態の武道館公演とは違って、
アルバム『WWDD』を三次元展開した結構なコンセプト仕立てで、
本人達もスタッフ達も「挑んだ」感じが強かったはず。
初日の未完成な、それこそ試行錯誤は、ライヴ(生)そのもので、
でんぱは代々木をやれるようになった今でも"生きている"というか、
世の中の評価に甘えることなく、自分達のことを進めている、
そう強く感じて初日はある意味非常に貴重な瞬間だったなと思う。
というのも2日目は、曲順を変更したりして、もう仕上げられていたから。
だから断然完成度からしても2日目。
だけれども僕は今でも初日の「もしかしたら失敗をしたのではないか」とさえ思えたあの生そのものでしかない現場の切迫感も忘れられない。
全然安全じゃない、トライの瞬間を見続けていたような気がして。
音楽畑で生きてきたから、そういうドキドキ感ハラハラ感には価値を見出だすんですよね。
「このバンドは失敗をしようが体裁にとらわれずその瞬間を紡ぎ出そうとしている」という価値を。
まるで細胞分裂が急加速してエネルギーを発しているようなその熱量のほうが大切と思っているし、これがあっての完成度じゃなきゃ説得力を持たないとも思ってるので。
そういう代々木での実験でした。
そして修正・再構成されてのツアーが始まったのが2/27。
ツアー初日&ねむ凱旋公演で古参も集まり、
まるで2012年夏前頃"キラキラチューン"直前頃のようで、
懐かしさと感動で個人的に楽しかった。
あの頃までに至るディアメン達とメンバー達の理想的な関係は、
僕が知っているアイドルとファンの関係の理想形だし、
あれ以上のカタチは無いと思っているから。
それを感じられたライヴだった。
あと、新曲"FD2~レゾンデートル大冒険~"の振付けはヤバイ!
「ダンスは身体の思想」と言わんばかりのYumiko先生らしい、そしてでんぱ組.incらしい振付けで。
これはライヴでのお楽しみに。
MARQUEE(マーキー)Vol.108 編集Blog:しょこたん♥でんぱ組
- 2015年4月 8日 17:22
時代の変わり目には旗振り・アイコン役を担う人材や作品が現れるもので、
しょこたんが果たした事は本当に大きい。
経済的に見てもオタクとそのカルチャーは影響大なわけで、
その黎明期ゆえに多分本当に苦労もしただろうしょこたんは偉大すぎる。
この人がいなかったら今の華やかなオタクカルチャーは望めなかったかもしれない。
間違いなく時代を変えた一人。
そんな思いを持って今回の取材に望みました。
まず、でんぱメンバーに一言「FD間奏で」と伝え撮影。
その後、待望の対談。
これを実現しないとマーキーを今のアイドル形態にした意味がない!
と思っていたくらいだから無理やり4ページ取りました。
濃かったですね~、いやホント濃かった、この対談。
えいちゃんが対談の節々で、何かをこらえるように体を震わすという、
そんな熱量を秘めながらだから、話なんてどこまでも掘り込めそうで。
しょこたんはトークもさすがすぎて、
回答しつつちゃんと次に話が繋がるよう振るという気配りで、
しかも必ず回答に爪痕を残す、つまり笑いを取るという。
何を求められて質問されているかを瞬時読み取る(イメージする)、
つまり自分の事を話すのは当然としても、
それが対談全体にどう関与するかをふかんしてもいるという、
感覚でのコントロール力が、やっぱ違うなぁと。
たっぷりと掲載しました。
みりんちゃんの「さささ」話とか、
それに「速すぎて見えないと言われた」と共感するしょこたんとか、爆笑ものです。
いや~これは読んでほしい。
MARQUEE(マーキー)Vol.108 編集Blog:Doll☆Elements
- 2015年4月 7日 23:20
2011年暮れより週4ペースで現場なので、
大体のグループは観てます
(多分これをお読みの方々の想像を遥かに超えた数です)
本当に超地下からAKBまで。
大阪・新潟・仙台等、翌日の仕事に支障が出ない範囲の遠征も。
毎週土日は特に地方の音源デビュー前のグループの東京遠征中心に休む間もなく駆け回るの当たり前で、これがまた楽しい(笑)。
なかなか観れないから、そういう優先順位になってしまう。
既にインタビュー済みのCocoデコルとかオレンジポートとか、
そうして観て「これは!」は思ったグループは多いです。
という事情からたまたまデビューライヴに出くわすなんてことも。
チェキ帳は30冊くらいですが、
もちろんふつうにお客として握手もチェキも参加してます。
特典会も歌やダンスと同レベルのアイドル活動。
全部含めて"現場"。
もちろんどるえれさんも昔~から観てました。
が、昔過ぎて、というか立ち揚げの頃で、
まだ今のようなドールハウス・コンセプトではなかった。
らぶどるさんの妹グループという認識でした。
それから暫く観てない時期があって、
メジャーデビューも知ってはいたけど、
ある日気付くと超ガーリーに完璧めいていてビックリ。
この人形・着せ替えコンセプトはホントすごくて、
その時から別グループに認識していたかも。
ようやく時が巡って、
ここからどるえれさんをガッツリ捉えていきます。
まずは手始めに、過去作のショートインタビュー込みで「どるえれ図鑑」を作成。
その時々の衣装でのアー写をズラッと並べたら、
これがまたドールカタログみたいでピッタリ!
撮り下ろしとニューシングルのインタビューも掲載してます。
お楽しみに。
MARQUEE(マーキー)Vol.108 編集Blog:PREDIANNA
- 2015年4月 7日 22:49
PREDIANNA 巻頭特集!
4/15に音源デビューということでバリッバリの新人です。
なので、ちょっと解説を。
PREDIANNAは小誌でも記事・連載を掲載中のDIANNA☆SWEETと同じ事務所のグループ。
メンバーは、りのん(RINON、2003.6.16生まれ)、
侑杏(YUA、2001.10.21生まれ)、
由莉奈(YURINA、2002.10.31生まれ)、
桃世(MOMOSE、2005.8.15生まれ)。
なんと平均年齢11歳。ダンス志望やアイドル志望の4人組だ。
そもそもはDIANNA☆SWEETの練習生として選抜され活動。
その後、DIANNA☆SWEETのメンバーチェンジに伴い、
りのんと由莉奈がサポートメンバーとして起用されてもいた。
が、4/11で二人はサポートメンバーを離れ、
4/15にこの二人を含めた4人編成で正式に単独グループとしてデビューする。
4月、5月、6月と、3か月連続で配信リリースもする。
本人達の個別インタビューやサウンド解説、特徴などについては、
4/10発売号をお読みください。
ここでは、なぜPREDIANNAなのかを含めた前置きを
本誌から抜粋さていただきます。
いきなりの巻頭特集。当然ワケがあるわけで。その解説(前置き)です。
で、例によって長いです。
↓
★「PREDIANNAと第三期アイドルブーム」
PREDIANNAに象徴されるこうした小中学生グループの結成・デビューは、去年2014年春頃から目立ち始めてきている。
新人グループが生まれるのは常日頃の事だが、そこに資本が入り始めたのがその頃から。
つまり3年後のヒロインを育成すべく先行投資をし始めた。
なぜなら3年前、まだ集客も少なく評価も割れていたでんぱ組.incやBABYMETAL等数多くのグループが、
その後3年を経た今どういう結果を出したかが分かったから。
でも、今はまだ全て現場レベルの事だ。
多くの新人達がデビュー直後か、リリースにしても2~3作のシングル段階。
当然オリコン等の指数・売上げに表れる数字ではないため、
業界的な認知はされていない。
けれど、3年前もそうだった。
物事は必ず現場で先行して動く。
簡単に言えば、2006年のAKB48スタートを第一期、
ももいろクローバーに象徴される2010年頃からのアイドル戦国時代を第二期として、
今は第三期アイドルブームに入ったと言っていいはず。
アイドル/ガールズグループの在り方を180度転換させたAKB48、
それを受けて一挙アイドル達が自由奔放に活動し始め、
その象徴にももいろクローバーのブレイクスルーがあり、
その4~5年間のブーム肥大化を踏襲・分析・洗練して今がある。
そして、この2014年春以降の第三期には二つの特徴がある。
一つは、アイドル/ガールズグループの最重要事項である容姿を筆頭に、創作・表現に関してもハードルが上がっていること。
それら小中学生グループにモデル事務所やダンススクールのグループが目立つことも、ここに起因しているのだろう。
4~5年間のブームで誰もの目が肥えたから。
そしてもう一つが、アイドル/ガールズグループの行方・将来だ。
ここ数年間、楽曲・ダンス・特典会・媒体露出等、本当に様々な活動で一大ブームとなり、もはや一ジャンルをはみ出し社会的影響力を持つまでに至ったアイドル/ガールズグループ。
と同時に、その概念も変化・多様化している。
この変化を体現もしくは切り開いているのが、代表的なところででんぱ組.incや乃木坂46だ。
メンバーの趣味の度を越した濃さ・ヲタク度ゆえに他専門ジャンルの人達に対しても説得力を持ち、だからこそ拡散しながら同時に求心力を高めているというまるでブラックホールのような集団?アイドル?のでんぱ組.inc。
清楚系として最もアイドルに適っているとイメージされつつ、週間50万枚を越えるCD売上げの表題曲のほとんどがマイナースケールで歌詞も深みのあるメッセージもの。またMVも映画仕立て等、まるでアイドルらしからぬ傾向と作品級のクオリティで屈指のグループにして、実は内向的で創作好きなメンバーが多い乃木坂46。
先日も一挙4人が有名ファッション誌の専属モデルに加わる等、アイドル/ガールズグループの一つの行方・将来を示したばかり。
両者を見ていると、もはや"アイドル"と言い表すには何か適切でなく、時には不都合にすら感じてしまう。
PREDIANNAに話を戻すなら、
規模はまだ小さいとしても、これら両傾向は最初から兼ね備えられている。
"アイドル"が、もはやベース(土台)になって始まっているとも言える。
出発時点で多視点であること。
けれど、歌を追求すればシンガーが、身体ならモデルが、ダンスならダンサーが、それぞれ既に居る。
ではアイドルの神髄とは何か。
それは間違いなく"かわいい"。
この"キラキラ"という個性・特徴がベーシックにあることで世に広く認知されていく。
その上で歌に、身体に、ダンスにと自身が表現されていくとすれば。
総合表現として。
この傾向が2010年代後半に向け確立されていく気がする。
端的に言うなら、アイドルとアーティストの概念は相反発するものではないという認識"表す=伝える"を獲得していく時期。
第三期アイドルブーム(第三段階)は、その始まりなのかもしれない。
MARQUEE(マーキー)Vol.108 編集Blog:吉田凜音
- 2015年4月 5日 18:49
早くも1stフルアルバムが完成!
ご本人、ファンタ(飲み物の)が大好きなので「ファンタ、好き」、ってことで『Fantaskie』!
いや、これマジほんと(笑)。
そういうノリがOKなのスタッフあってのもの。
サウンドプロデューサーは、デビュー以来ガッツリのNONA REEVES 西寺郷太氏。
ホワイトファンクで90's渋谷系直系の音楽性豊かな彼が、
アイドルというフィルターを通してポップミュージックを更新!
と言わんばかりの音楽的充実度高いアルバムでもあるので、
これは是非音楽ファンにも聴いてほしい。
凜音さん若干14歳も、驚くべき才能だ。
今はアイドルフィールドに居るけれども、
半端ない本格的な歌声で既に音楽フィールドでもある。
出身地・北海道時代よりダンスもキレてる。
この1st アルバムではラップにも挑戦。
西寺氏の跳ねるリズムや染み入るメロの上で、
その歌声共に自在に泳ぐ。
で、少し大人達に慣れた凜音さんですが、
相変わらず根本的には媚びない。
その姿勢がホントこの界隈ではレアで、
こないだ振りに会ったらヘアスタイルのせいもあるのか、
なんか歌手デビューしたまだ10代だった頃の木村カエラさんを思い出してしまった。
媚びず声も強くてかわいい感じがデジャヴ。
今回はそんな凜音さんの様々な表情も撮影しました。
一人のカメラマンで3役3テイスト!
この写真は、淡い恋心ヴァージョン。
他に大人Sヴァージョン、ロックシンガーヴァージョンとあります。
お楽しみに。
MARQUEE(マーキー)Vol.108 編集Blog:乃木坂46・川後陽菜 produced 井上小百合
- 2015年4月 4日 18:56
大好評!川後さん連載「川後Pの魔法でプロデュース☆彡」の第四回は井上小百合さん!
今回のテーマは"お花"。
乃木坂で唯一お花の名前を持つ人ということで。
井上さんいわく「後付けっぽいな(笑)」。
でももう一つテーマがあって、
それがヨーロピアンなアンティークな雰囲気、でした。
川後さんいわく「クラシカルな雰囲気だから」。
ということからトークは日本庭園趣味の話などに発展。
井上さんと言えば、戦隊コスの印象も強いですが、
井上さん「急ぐのとか好きじゃないから。電車とか来ても絶対走らないし」
川後さん「ね」
ということでした。
撮影は前々回の橋本さんコーデの際大活躍のプロップの遠藤歩さんに入っていただき、
ロココな雰囲気に組んでいだきました。
相変わらず小物がたくさん。
使わなかった7inchシングルにはシルヴィ・バルタンのEPとかあって、
ちょっと「お!」と思いましたが。
井上さんの「部屋が薔薇のイメージ」と川後さん。
「薔薇」のことを遠藤さんに伝えたかどうだったか記憶が定かではないのですが、
見事、薔薇の小花が散らされていて、しかも花は白。赤じゃなくて。
このあたりは遠藤さんの素晴らしき直感かと。
カメラマンはいつもの藤城貴則くん。
スタイリングが新田アキさん。
ヘアメイクに宇藤梨沙さん。
4回目ということで、もう全員つかめてきているので、
そろそろ冒険してもいいかも、とも思っています。
次は6月、夏だ~か~ら。
MARQUEE(マーキー)Vol.108 編集Blog:吉澤嘉代子
- 2015年4月 4日 05:14
吉澤さんは相当な妄想家ですが、実は情熱家だとも僕は思います。
インタビューを重ねる内に分かってきた気がする。
あれだけ強い(フックのある)サビメロを書くということは、
おしとやかでおとなしいでは出来ないはずで、
気性としては間違いなくどこかに激しさがあるはず。
今回はそのあたりの話も触れました。
がー、テーマ:過去・現在・未来で話していただいたのですが、
過去の話、せっちゃんの話には爆笑してしまいました。
せっちゃん、誰?って感じですが、とにかくこれは読んでみてください。
実は最初、撮影は別案でした。
インタビューが過去・現在・未来なのは、その名残です。
打ち合わせ時に、吉澤さんが迷わず「ここで着物・袴を着て撮影したい」と言ったのがきっかけでした。
その旧邸宅を半日お借りして、ホント写真集作れるくらい撮りました。
時間があれば、用意していただいたもう一着の着物でも撮りたかったのですが...。
この建物、和洋折衷で造りが変というか、ちょっと怖かった。
中二階のような隠し部屋があったり、謎な階段があったり。
でも花が咲き始めた時期で、ちょうどよかった。
撮影は吉澤さんと気心知れたスタッフとでだったので、
終始打ち解けた雰囲気で行えました。
金魚は当日マネージャーさんが買いに行ってくれたんですが、
金魚鉢を置いての縁側撮影は、
光が透けて映った瞬間に「あ、これ裏表紙」って思いました。
中面のページに出てくるんですが、
流し目気味の吉澤さん、雰囲気出ますよね。
きつねがコンと出てきたみたいな和室廊下もよかった。
昔、ピチカート・ファイヴが最後のアルバム『東京』を出した時、表紙特集をやったんですが、
その時、小西さんが「畳や障子は西洋が数理で至ったものを感覚で行っていた」みたいな話をされていて「その無駄の無さがとても美しい」と。
「カンディンスキーがその和に憧れ、彼の手法を確立した」という話を思い出してました。
ロケハンした時から、あそこでは撮ろうと思ってました。
で、やや撮りすぎ(笑)。
用意されたプロップや、風景写真もバッチリ。
OKカットを大量に出していただき、
最終的にはなんとなくストーリーを作ってページ構成してます。
使わなかった写真で、後日ブログでもう一つのフォトストーリーを組む予定ですので、本誌とともにお楽しみに。
MARQUEE(マーキー)Vol.108 編集Blog:乃木坂46 齋藤飛鳥×伊藤万理華
- 2015年4月 4日 05:08
11thシングル「命は美しい」で、約1年振りに選抜されたお二人。
個人的には乃木坂の治外法権だと思っているお二人です。
というのも、外見はグループ内でもアイドルっぽいけど、
中身がアイドルっぽくない乃木坂の典型のお二人だと思ってまして...
内面も含めてハッキリ発言する飛鳥さん、
乃木坂の中でも特にクリエイティヴな面の強い万理華さん、
その意味では乃木坂らしいお二人とも言えるかと。
自己努力って必要だし前提だと思うんですが、
やっぱり半強制的でも場に押しやらないと、
人ってそうそう変わらない、と思うんですね。
自分で努力して行く範囲って、
なんだかんだで自分の想像できる範囲なわけで、
自分を超えるには、誰かが用意した思い切った場や機会じゃないと。
飛鳥さんの「CUTiE」専属モデルじゃないけど、
お二人は選抜以降いよいよそこへ向かったのかな、と。
と言うか今、乃木坂46自体が新局面に入っている。
今年に入って「え!?」「まさか!」のもう連続ですよ。
7時間半に及んだ西武ドーム公演前に連日発表された専属モデルの件など、まさしくそれで、
飛鳥さんが「CUTiE」、その翌日には西野さんが「nonno」、その翌日が橋本さんと松村さんが「CanCam」に決まり、
以前から「Ray」の専属モデルである白石さんと合わせて計5名も!
といったビックリな事が立て続け。
既に発表済みの乃木坂46とは別のグループが出来るというのが、
果たして姉妹グループなのか、乃木坂本体が関係しているのか、
と言っている内に、5月には「documentary of 乃木坂46」の公開もあるはずで。
ということで、治外法権なお二人らしく、
乃木坂Showでの安定のツンを確認済みでお二人にお願いしました。
万理華さんは「のぎ天」文芸サークル時の横顔一つでも、
もうクリエイター気質なのは間違いないんですが、
被写体となると瞬時、個人PV「ナイフ」のように入るという、
「ああイメージが出来てるんだなぁ」と強く感じました。
飛鳥さんについては、多分ファンの方々も同じかと思うんですが、
「なぜ選抜に入っていないのか謎」と思ってました。
「普通のグループなら間違いなくセンター」とも。
専属モデル決定直前号で、CUTiEの表紙を飾った時もまったく違和感なく、
ようやく時が来たのかな、と思ったくらいで。
個人的にこの"時の来方"は、
もしかすると乃木坂自体の"今の来方"を象徴しているかも。
今、全てのアイドル/ガールズグループの中で、
最も急進的(先鋭的)なのって乃木坂だと思います。
MARQUEE(マーキー)Vol.108 編集Blog:バンドじゃないもん!
- 2015年4月 4日 03:01
まず、バンもん!のことを知らない人達へ。
でんぱ組.inc直系のグループが、バンもん!です。
アイドルのカルチャーサイド最前線グループの一つ。
でんぱ組を産み育んだ秋葉原ディアステージの子達が2人(一時は3人)いる、というだけにとどまらず、
グラビア経験や「テラスハウス」レギュラーでも知られ、
DJカルチャー・アートサイドのポップアイコン、天照大桃子も在籍。
バンド経験者もいて、
そもそもグループの発起人が、
神聖かまってちゃんの紅一点ドラマーでもあるリーダー鈴姫みさこ。
バンもん!は最初からバンドとアイドルが融合していて、
アイドルとアーティストの両方を兼ね備えている。
だから自由。新しい事を楽しんでやっている人達。
ということで、でんぱ組.incやゆるめるモ!等と同じく、
アイドルという土台から発展していく"これから"のポップカルチャーを完璧先取っているグループです。
カラフルで祭りのワッショイ感があるけどバンド精神があるのが特徴かと。
今回は初紹介のつもりでガッツリと撮影やインタビューを行いました。
メンバー6名の各個別インタビューには、初公開の内容も多いです。
個人的なビックリでは、みゆちぃ(望月みゆさん)。
あの落ち着いた雰囲気のワケが分かった気がしました。
あと、ちゃんもも◎こと天照大桃子さんは予想通りすごかった。
野性味のある夢眠ねむさんみたいで。
4月22日リリースの1stフルアルバム『Re:start』は、
新曲はもちろんのこと、旧曲も再レコーディングされて、
これまでのバンもん!を総まとめしているので、
今回の特集はいいタイミングだったかと。
リリースの翌日4月23日(木)には、
渋谷2.5Dにて、小誌MARQUEE×2.5D主催の「MARQing」に、
表紙&大特集記念として、トーク&ライヴにご出演していただきます。
通常とは別メニューの特典会も行います。
また、詳細UPします。
★過去のバンもん!掲載号
Vol.93(2012年10月)
Vol.100(2013年12月)恋汐りんごの連載「ヒロインのつくりかた」開始
Vol.104(2014年8月)
MARQUEE(マーキー)Vol.108 最新号、完成!
- 2015年4月 4日 02:13
マーキー最新号 Vol.108 は、4/10発売です。
来週~。
表紙&第一特集は、バンドじゃないもん!。計25ページ!
裏表紙&第二特集が吉澤嘉代子、10ページ。
巻頭特集:PREDIANNA、6ページ。
巻末特集:吉田凜音、5ページ。
その他、乃木坂46が15ページ、SKE48、しょこたん♥でんぱ組、
Doll☆Elements、ひめキュンフルーツ缶、Dorothy Little happy、
Kiss Bee、つばさFly、アイドルネッサンス、などなど。
詳細は、こちらを→http://www.marquee-mag.com/issue.html
今回はアイドル達の「これから」、
2014年春頃から始まった第三期アイドルブームの特集号です。
2015年現在、今のアイドル地点はどこか、
今アイドルはどうなっているかがテーマ。
簡単に言うと、要点はこの2点。
小中学生の新グループが誕生していることと、
モデルやシンガーやカルチャーサイドにアイドルが広がり始めたこと。
アイドルなのかアーティストなのかではなく、
アイドルは"現代"を今最も体現する人達という意味でアーティスト。
この視点を持てるかどうか、
もっと言うと、"かわいい"と"アーティスティック"を同等の価値として認識できる感性、
これを獲得していくのが、第三期アイドルブームの根幹、という特集です。
例えば、そもそもアーティストって何?ってことなら、
でんぱ組.incやゆるめるモ!と同等にバンもん!が教えてくれる。
アートは美術館にあるものや完成品や結果や立派なことじゃなくて、
街中やネットの中に、流動的に形を変えながら進行している事で、
それは可能性とか気付きだし過程だし...という話だったり、
例えば、乃木坂46が本当はどういうグループで今何が起こっているかを、
先入観や噂や思い込みじゃなく中身内容でフラットに見れば...という話だったり。
ちなみに乃木坂ですが、
MVが30分とか、この前の西武ドームのライヴは7時間半とか、
あの~、ロックバンドでもなければ、インディーアイドルでもないんですよ。
だってシングル週間50万枚越え、
「nonno」「CanCam」「Ray」「CUTiE」に専属モデルが5人。
これってアイドル/アイドルじゃない以前に、
ハッキリ言って常軌を逸していると思うんですよ。
本当に実験的で先鋭的なのはどこなんでしょうね、という話ですよ、これ。
詳しくは追って。
よろしくお願いします。
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