- 2015年4月 4日 05:14
吉澤さんは相当な妄想家ですが、実は情熱家だとも僕は思います。
インタビューを重ねる内に分かってきた気がする。
あれだけ強い(フックのある)サビメロを書くということは、
おしとやかでおとなしいでは出来ないはずで、
気性としては間違いなくどこかに激しさがあるはず。
今回はそのあたりの話も触れました。
がー、テーマ:過去・現在・未来で話していただいたのですが、
過去の話、せっちゃんの話には爆笑してしまいました。
せっちゃん、誰?って感じですが、とにかくこれは読んでみてください。
実は最初、撮影は別案でした。
インタビューが過去・現在・未来なのは、その名残です。
打ち合わせ時に、吉澤さんが迷わず「ここで着物・袴を着て撮影したい」と言ったのがきっかけでした。
その旧邸宅を半日お借りして、ホント写真集作れるくらい撮りました。
時間があれば、用意していただいたもう一着の着物でも撮りたかったのですが...。
この建物、和洋折衷で造りが変というか、ちょっと怖かった。
中二階のような隠し部屋があったり、謎な階段があったり。
でも花が咲き始めた時期で、ちょうどよかった。
撮影は吉澤さんと気心知れたスタッフとでだったので、
終始打ち解けた雰囲気で行えました。
金魚は当日マネージャーさんが買いに行ってくれたんですが、
金魚鉢を置いての縁側撮影は、
光が透けて映った瞬間に「あ、これ裏表紙」って思いました。
中面のページに出てくるんですが、
流し目気味の吉澤さん、雰囲気出ますよね。
きつねがコンと出てきたみたいな和室廊下もよかった。
昔、ピチカート・ファイヴが最後のアルバム『東京』を出した時、表紙特集をやったんですが、
その時、小西さんが「畳や障子は西洋が数理で至ったものを感覚で行っていた」みたいな話をされていて「その無駄の無さがとても美しい」と。
「カンディンスキーがその和に憧れ、彼の手法を確立した」という話を思い出してました。
ロケハンした時から、あそこでは撮ろうと思ってました。
で、やや撮りすぎ(笑)。
用意されたプロップや、風景写真もバッチリ。
OKカットを大量に出していただき、
最終的にはなんとなくストーリーを作ってページ構成してます。
使わなかった写真で、後日ブログでもう一つのフォトストーリーを組む予定ですので、本誌とともにお楽しみに。
- Newer: MARQUEE(マーキー)Vol.108 編集Blog:乃木坂46・川後陽菜 produced 井上小百合
- Older: MARQUEE(マーキー)Vol.108 編集Blog:乃木坂46 齋藤飛鳥×伊藤万理華
Trackbacks:0
- TrackBack URL for this entry
- http://www.marquee-mag.com/mt/mt-tb.cgi/214
- Listed below are links to weblogs that reference
- MARQUEE(マーキー)Vol.108 編集Blog:吉澤嘉代子 from MARQUEE Blog