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2015年6月 Archive
MARQUEE(マーキー)Vol.109 夢眠ねむ(でんぱ組.inc)連載「まろやかな狂気」 Notes 004.「夢眠ねむの弊害」、続き
- 2015年6月12日 20:09
MARQUEE(マーキー)Vol.109
夢眠ねむ(でんぱ組.inc)連載「まろやかな狂気」
Notes 004.「夢眠ねむの弊害」、続き
お待たせしました。
でんぱ・ねむちゃん連載の続きです。
MARQUEE Vol.109のP85より、そのまま続きます。
本誌の3倍くらいの分量あります。
よろしくお願いします。
↓
う話。私文献とか読んでいても昔からなんか火あぶりに関心が行くんですよ。魔女とかってすごい魅力的だから、いろんな角度から妬まれて火あぶりにも合ったんだろうと思うと、今炎上したりしてる人とかも多分似た原理な気がするんですよ。能力があるがゆえに妬まれるというか。炎上って今の時代の火あぶりのような気もするし」
――魔女って情報力があった人のことだろうからね。多分その時代においてちょっと頭脳や勘、情報察知能力が発達してた人のことで。それで普通の人からは「アイツおかしい」と形容されがち。でも、本人はかなり明晰だと思うんだよね。
「だと思う。賢い人の言ってることって、行き過ぎてたらわけ分んないけど、解り合える人と話してる時の脳みそがすごい楽っていうのと一緒で、本当に頑張ってこっちに合わせてしゃべってくれてんだなって自分が感じる時もあるし」
――コペルニクスは「地球は自転してる。地面が動いてる」って真理を言ったわけでしょ? 何世紀も前なのに。でもさ、誰も実感覚としては分らない。これ程科学が発展した今でさえ。だからそこにスイッチャーが必要なわけで。分りやすく伝える役割の誰かと、伝えようとする気持ちが大切。もっと言えば、真理は誰一人理解出来なかったら真理に値しない。理解される、つまり第三者に使われなきゃ意味が生まれないんだから。
「その"スイッチャー"としての立ち位置を考えた時、どんどん世の中的な対応に慣れちゃってきて頭を使わなくなってることに焦ってるんですね。例えば本を読まなくなったり、人の話を聞けなくなったり。キャラとして聞いちゃって、その人を『嫌だな』『いいな』ぐらいでしか分んなくなっちゃう。上手くバランスよく出来なくて」
――アンバランスな時期はあります。統合されてくるのは、普通に生きてたら30代後半以降だと思いますよ。
「松本さんが『伝わんないな』みたいな時っていっぱいありますか?」
――ずっとそうでした。
「例えば記事を見ると、すごい難しい事を言ってる記事もあるけど、例えばアイドルが美味しいお菓子の話してるだけとかもあるじゃないですか。それのバランスとか、その両方を同時に面白いと思う感覚? それをどう養い保っているのか、私松本さんのその感性が謎で。大体みんなジャンルは偏ってやってると思うし、自分と似てる人のところにあてがわれるじゃないですか、編集って。『オマエこれ向いてるから行け』とか。30代後半を越えたからとはまた別のところでやってる気がして」
――自分だけのチャレンジする領域を持ってるんですよ。そこで養ってます、自由に動ける自分を。それってね、若い時はみんな持ってるんだけど、歳を取っていくと「そういう事はダメだ」とか自制しちゃったり、周りとの付き合いの中で省かれていくんだよ。そうすると「やっぱ俺はここかな」って居所を定め、その領域で仲間を作って生きていく。それは精神的に安定できていいんだけども、物事を見るピントは甘くなるだろうね。
「私もその価値の持ち方では、すごい難しい本も簡単な絵本も等価なんですけど、まだ一緒にして伝えることは出来なくて。こっちの人にしゃべる用の言葉、こっちの人にしゃべる用の言葉がまだバラバラのうちは、本当に伝えられないのかなと思う。多分、普通の言葉でストレートに言って、どっちもの人が自分の言葉で解釈してくれるちゃんと素材的なものを発せられるようになったら、今のところ一人前なのかなって思いながら」
――で、最後は多くを語らなくても、その人が現れただけでもう伝わるようになると。
「そう! 1回『まろやかな狂気』の対談シリーズの時にテンコと話しましたよね、大御所になる話。昨日しょこたんの誕生ライヴに出て、小林幸子さんがいらっしゃったんですけど、やっぱりいらっしゃるだけで有り難かったし。で、別に小林幸子さんの一生みたいな波瀾万丈番組を観たわけでもないのに、この人私の5千倍ぐらい苦労してるの分るなってビシビシ伝わってきて、『あ、これだ!』と思いました。しょこたんはすごいレジェンド達に愛されてるんですよ。例えば声優さん達もそうだし。やっぱりこの人が行くべき所がそれでもう分っちゃうっていうか、誰に愛されるかでその人が何になるかっていうのが見えちゃうんだなっていう気がすごいしました。レジェンドに愛されてるから、もうしょこたんが、例えばいくら妬まれて炎上したりとかしても、その愛の壁がすごい厚いから絶対大丈夫だし、しょこたんもレジェンドになるんだなってすごい思った。やっぱり『この人すごい』ってあからさまに分かるから、なんか頑張ろうって思った(笑)」
――ねむちゃんは美輪さんとか小林さんと話す機会があるといい気がする。
「ひー! そう、話聞けるといいですよね。吉田豪さんみたいになるしかない(笑)。なんか行けそうじゃないですか? ガハハハ、って言ってる感じです(笑)」
――でも、目指す所はどんどんハッキリしてきてるよね。
「そう。だから変な話、アイドルがどうのっていうだけじゃなくなってきた。自分の見る対象にしても。でも、これは『夢眠時代』(生誕小冊子)の時に松本さんとしゃべったけど、大物になんなきゃ意味ないよねってことで、結局毎年同じ話してんなって思っちゃった(笑)。でもそういうもんですよね?」
――手を替え品を替え話すんですよ(笑)。というか、そうやって作品発表するんですよ(笑)。結局言ってること同じじゃーんって。
「卒業制作と一緒なんですよね。でも、それって私今一番自分が誇れることかもしれないって思ってる。言ってることがもちろん変わったっていうのが成長に捉えられるし、で、変わってないっていうところがその時の感覚が当たってたんだなと思って、すごい自分が誇らしくなる瞬間を持てることがすごい有り難い。『ちゃんと夢眠ねむやってんな』みたいな思えるっていうのはいいなと思ってて」
――そういう影響を与えればいいじゃない。
「そっか! そっちだよ!」
――短命の美を命とする多くのアイドルファンからすれば邪道・悪影響極まりないけどね(笑)。
「ゲッ(笑)。だよな~。なんか分かんないけど、究極的最初の方にチラッと話ましたけど、なんで有名なのに辛く当たられなきゃいけないんだっていう、その一部からしたらアホみたいな意見、『バカだな』って思われるような意見だけど、やっぱり優しくされたいし好かれたいから頑張ってるわけですよ。こっちも愛するし。というところでアイドルをやってるわけで。やっぱり古典的なファンの人から『アイツのせいで』って思われたくないし、『これはこういう事情なんです』って1人1人に言って回りたいんですけど(笑)。『私も分かりますよ』みたいな。結論、1人ずつとサシ飲みしたいっていうところになってくるんだけど、無理なんだよね~(笑)。もう最終的にはスナックだよなってことになってきてる」
――アハハハ、毎晩飲みに来た人に説教すると(笑)
「説教したり、『なんか言いたいことあったらスナック来なさいよ!』みたいな(笑)。やっぱりネットも誌面も好きだし、直接話すのは苦手かもしれないんだけど、結局しゃべった方が早いんじゃないかって思ったりする」
――でも、ねむちゃんもアイドルヲタだから、ファンの気持ちも分るところがあると思うんですよ。そこで共通のワードで理解を求めれば分ってくれると思う。だから自分の武器をこっちは手裏剣、こっちは矢とか、通用する道具で分ければいいんじゃない?
「多分その使い分けが出来てないからなんですけど、自分が『こうだな』って思うことを、やっぱ言わなくてもいいかもしれないけど言っちゃう。言っちゃった時に、そうじゃない人達がすごい謝ってくれるの。『ゴメンね』って。そういう事がメッチャ多い。微妙なさじ加減が出来ない。それってやっぱり、いい人は『自分だ』って思って謝っちゃうし、逆にもっと達観してる人は冗談で返してきたりとかしてくれたりするけど、やっぱ難しい。人間難しい」
――アイドルも多様化時代だから、夢眠ねむ遺伝子が増えてきてるのも当然というか。女の子が自分の若い時期にどういう生き方をするかっていうことを考え始めたら、もうその時からアイドル的なんだよね。それは自分の見せ方の話だから。外面・内面ともに。だから将来、統括的、ディレクション的な立ち位置で、ねむちゃんや松井玲奈さんみたいな人が運営に当たってほしいんですよ。
「アハハハ、私ね、運営は向いてない(笑)。そこまで背負いたくない(笑)。もっと気ままな役がいい。やっぱり道端の占い師がいいな~(笑)。となると、ご飯を食べさせてあげて話を聞くみたいな、やっぱりお母さん的なアイドルハウスみたいなのを作りたい。お金が無いアイドルがご飯を食べに来るみたいな施設を」
――いつかニコ生でも言ったけど、新しい学校を作ってほしい。
「あ、それって給食ってことか」
――その準備で大学講師として修行に行くのでは?と僕は勝手に思ってる(笑)。
「予備校みたいなのを作ればいい」
――そうそう。そこには洋服(衣装)の部門もあったりとか。
「楽しそうだな~ それでちゃんと食堂つければいいんだ! 安い」
――組織として運営出来るようにお金勘定に興味がある人も付けて回す。
「ちゃんとしたダンスのレッスンとかはそこではやらない方がいいな。ダンスとか歌じゃないところの」
――だからYumiko先生みたいな人が来て「動かないこともダンスです」っていう基礎から教えて。
「でもなー、やっぱりダンスをする人はダンスからの方がいいもんな。動いて分からせる方がいい気はするな~」
――それはカリキュラムですよ。総合施設でいいかと。例えばアイドルで病んだ人が来る部屋とかも(笑)。
「(LinQ)伊藤ちゃんみたいなのがいるの?(笑)。私も経験してはいるから行くけど。やっぱちゃんと生きれない子がアイドルになる感じがするんですよ。だから学校のカリキュラムがない、その日に合わせてやるみたいなところがいいな」
――先生もね、今日は天気がいいんで、5月だし外行きましょう、とか。
「そういうの、そういう教室がいい。海外の美大っぽいですね」
――それでもっと実践的な方がいいよね。学校で勉強したものを応用するみたいな話じゃなくて、直接もうアイドルだったらアイドルをやる。ダイレクトに皮膚感覚で。
「ああいう疑似体験みたいなのは遠回りな気がする。しかもやった気になるし。やった気になっちゃうのが一番マズイ気がする」
――例えば、アイドルに必要な数学とか。
「チケット代(笑)。このホールは300人入ります、みたいな(笑)」
――アハハハ、実感沸くなぁ。
「こんだけの赤字が出ます、みたいな(笑)。『ヤダー!』みたいな(笑)。シビア~。照明やってみるとかね。スタッフさんの気持ちが分かるっていうか」
――そうすると世の中はこういう風になってて、ああ、だから大人はこういう風に言ってたのかっていうのも分る。
「分かる! そういうのって知っとくと違うと思う。でも、生まれ持ったアイドルの子が入れない入試にしたい。『この子アイドル向いてないな』っていう子を入れたい(笑)。アイドル向いてる子は普通にした方がいい。そうなると入試ムズイですね(笑)」
――そもそも入試があるのかどうかも。1人1人に対しての評価・助言だから平均点がないし、そもそも平均点という考え方を排除しないと。内気すぎて、親がアイドルにでもして外と接点持たさなきゃっキッカケの子、わりといるじゃない? そういう子の方がよっぽど適合してるわけだよ。1人1人に合わせてカリキュラムを組む勢いでいいというか。だから、少人数のゼミみたいな感じになってくると思う。先生も頭柔らかいよ~。本当に臨機応変で判断も難しいから、生徒から「いや、先生そっちじゃないんじゃないですか?」みたいな場面もありつつも、そこで一致協力して何かを成し遂げる。その気持ちの持ち方を実践で学んでいく。普通それくらいのライヴ感ってあるでしょ。
「やりたいな~、それ。『憧れてます』って言ってくれてた子に対して『ありがとう』って素直に言える子がいる一方で、『憧れてる場合じゃねーだろ!』『私に憧れてるって言ったら夢眠ねむチルドレンになって終わるぞ』って後輩に言ってたり(笑)。1人1人に合った言い方が、ちょっとずつでも出来てるといいなぁ」
――テキストなんてものも、指針程度のものでいいんだよね。教育の在り方は全体としてこれくらいのデコボコが好ましいというか、ミスや修正も込みで教育、"生きていく現場"という考え方で日本も復活するだろうし、人類はもっと脳みそが進歩しますよ。
「私本当に脳みその退化が最近考えることの大半で。『勉強しなきゃ』って焦ってるのもそうだけど、本当にミシミシいいながらバカになっていってる気がするんです。どんどん細胞が死んでる音がする(笑)。それが怖くて怖くて。もっと語彙もあったし、もっとしゃべれた気もするんだけど、やっぱりしゃべりやすい言葉ばっかりしゃべっちゃったりとか、『これでいいだろ』っていう諦めみたいなものがあったりとか、すごいショックなことがいっぱいあった」
――アウトプットを続けてると、思考は簡略化されますよね。今でんぱ組でアウトプットを続けてるから退化しているように感じるんじゃない?
「いや今は私から出たものはないと思う。全然自分が考えてやれてないっていうのが危機感なんです。でんぱ組.incの夢眠ねむでやってる分には自分のことを削ることがほとんどないから、削れてないのがすごい怖くて。それで自分が『嫌だ』と思ってる事が、大体インターネットとかTwitterの中で起こってる事だけっていうのが恐ろしいから、今すごく本を読んだり生身の人と話す機会を取りたいんです」
――当面、吸収ですかね。ねむちゃんタイプのアイドルが増えてきてるからこそ、その指針になってほしいとも思ってます。
MARQUEE(マーキー)Vol.109 本日 6/10 発売!
- 2015年6月10日 21:50
今日 6/10 発売です!マーキーVol.109 最新号。
今日の夕方から明日・明後日にかけて大手書店さんや、
タワレコさん、HMVさん等のCDショップ、ヴィレッジヴァンガードさん、TSUTAYAさん、
Amazonさん、楽天さん等のオンラインショップでも出回ります。
表紙&第一特集が、夢みるアドレセンス。
裏表紙&第二特集が、READY TO KISS。
ともに何度目かの記事ですが、
今回は撮影もガッツリ、個別インタビューも実現。
レディキスは初個別ですが、最初からディープなのが、
らしいと言えばらしい(笑)。
その他、Faint★StarやKiss Bee等、モデル寄りのアイドルさんが多いです。
今回の乃木坂46シリーズは、
川後陽菜さん単独、川後陽菜さん連載 feat.樋口日奈さん、二期生から寺田欄世さん+渡辺みり愛さん、アンダーライブ サード・シーズンのレポ、の4本立てです。
その他、でんぱ組.inc、私立恵比寿中学、チームしゃちほこ、寺嶋由芙さん、Doll☆Elements、Chu-Z、東京パフォーマンスドール、清 竜人25などなど盛り沢山。
詳細は小誌HPやブログ、ツイッター(@MARQUEE_info)にて
↓
http://www.marquee-mag.com/issue.html
よろしくお願いします。
MARQUEE(マーキー)Vol.109 編集Blog:Faint★Star
- 2015年6月10日 19:57
とにかく!
この盤はアイドルファンはもとより音楽ファンも絶対聴いてほしい!
広い意味でアイドル界隈にあって、
Faint★Star程、楽曲クオリティを追求しているユニットもいない。
安易にフックや分かりやすいサビメロに頼らず、
曲構成の妙だけで聴けるような徹底した音楽プロフェッショナリズムに貫かれ、
その中からポップなメロディも生まれ出て来るというふうなのだ。
だからメインメロディを覚える頃になっても
聴き直している内に新たな発見もしてしまう、なんてことも起こる。
要するに、シンプルなはずなのに旨味が何重にもなっている。
この隠し味は、音楽ファンをうならせるものがある。
だからFaint★Starには、是非アルバムを望んでました。
もちろん凝縮されたシングル曲のポップネスは魅力。
でも、それら旨味の要素が部分肥大しながらもう少しスケールの大きな器で聴ける、
もしくはシングル曲には見合わないかもしれないけど、また違ったタイプの曲を聴きたい、
それを叶えるには、やっぱりアルバムじゃないと。
ということで待望の1stアルバムが七夕の7月7日にリリース決定!
HINAさんとYURIAさんの2人から成るユニットにピッタリじゃん!
ってことあってかどうか、それは後付けですが(笑)、
今回はこの記念すべきリリースを受けての撮影&インタビューです。
で、アルバムタイトルが『PL4E』!
HINAさんがかつて在籍したTomato n' Pineのアルバム名と地続き。
Tomato n' Pine(略してトマパイ)こそ、
アイドル界の音楽良心とも言うべき、今や半ば伝説化しつつあるグループ。
Faint★StarはHINAさんが居るだけじゃなく、
トマパイの制作陣がそのまま結集している。
そしたら今回のアルバムには、
トマパイ屈指の名曲(いやこれがマジ傑作)"ジングルガール上位時代"とシングル候補を争ったという幻の未発表曲まで収録されると言うからビックリ!
「歌詞は違うんですけど(当時)音源で1コーラス歌っていて、だから今回ちゃんと歌えたので嬉しかったです」
とHINAさんも言うわけですよ。
マジこの曲ヤヴァイです。
というか、アルバム全体にヤバイ。
これまでのシングル曲はもちろんのこと、
様々なタイプの曲が並び、全曲とも正統にクオリティが高い。
これは、どうしても音楽ファンにも勧めたくなる。
インタビューではインドネシア公演のお話も聞きました。
もちろんメインは、1stアルバムのこと。
書き遅れましたが、今回のFaint★Star、カラー6ページ、撮影もアリでの巻頭特集です。
よろしくお願いします。
MARQUEE(マーキー)Vol.109 ポッドキャストMMM Radio Psychedelic 本日オンエアー!
- 2015年6月10日 15:15
毎度、毎度、ですー。
今回もクラムボン・ミトくんと元気に、
本誌の連載「3:10 MMM」と連動、ネットラジオ『MMM Radio Psychedelic』を本日公開!視聴も出来ます!
★webDICE
http://www.webdice.jp/dice/detail/4733/
★HMV
http://www.hmv.co.jp/news/article/1506050016/
今回は困った時の(?)1アーティスト特集です。
そのアーティストは、ご存じプログレ3大バンドの一つ YES。
夏でカラッと爽快だから。
という安易な選択のもと、全盛期の5作をオンエアー。
歴代バンドは話が尽きなくてホント困る。
60's末のヒッピーカルチャーの特にフラワーな傾向が、
音楽的に言うとソフトロック色を帯びデビュー。
そこから70年代に入り、次々とスキルの高いメロディメイカーが加入。
そうして"これぞプログレ!"な壮大でファンタジックな音世界を築いていったグループです。
で、壮大すぎてアルバム買っても3曲しか入っていないとか普通。
バンドの世界観を握るヴォーカリスト、ジョン・アンダーソンの妄想が爆発した『海洋地形学の物語』など、
全4曲で、しかもそれら4曲で一個の物語という規模。
当時LPで片面1曲ずつで2枚組でした。
でもマジでメロディやアンサンブルの宝庫で、
「あ、展開ってこうするんだ」と学べるはずだからミュージシャン達もマスト必聴かと。
とにかく楽器上手くて、変拍子・変則展開テンコ盛りで1曲20分とかですが、
不思議とスッキリ聴けてメロディック。
カッコイイですよー。
それで癒しにも除霊(?)にもなり得るという。
プログレとか抜きで聴いてみてほしいグループです。
MARQUEE(マーキー)Vol.109 編集Blog:乃木坂46・寺田蘭世+渡辺みり愛
- 2015年6月 8日 23:57
今回の乃木坂シリーズは、4種類です。
1.川後さん単独撮影&インタビュー
2.川後さん連載 feat.樋口日奈さん、撮影&対談
3.寺田蘭世さん+渡辺みり愛さん撮影&インタビュー
4.アンダーライブ サード・シーズン ライブリポート
ということで、ここでは寺田蘭世さん+渡辺みり愛さんの事を。
今年に入って一気に活発になった乃木坂46。
二期生のクローズアップも、そのひとつ。
西武ドームでの7時間半という驚異的ステージで発表された二期生全員の昇格。
その瞬間の涙は、単なる嬉しさにとどまらない何かがあった気がして。
というのも去年まで二期生はなかなか陽の目が当たらなかったから。
そして二期生6名の為に書かれた新曲"ボーダー"。
これは今期のアンダーライブでステージ初披露された。
その際も新曲以上の何かを感じたり...。
というのは思い込みかもしれないけれど。
今の乃木坂46の動きを捉えるに、
"ボーダー"にまつわる二期生の活動活発化はマスト。
そう思い、代表してお二人にお聞きしました。
題して「"ボーダー"組に聞いてみた 『今だから話せる研究生時代の悔しい話。飛躍の2015夏への期待』」。
乃木坂の過去と未来をなるべくリアルに照らし出すことで、
乃木坂の何が変化中で、どこへ向かおうとしているのか、
そこを可能な限り確認したいと思いました。
これは川後さん単独インタビューでも同じく裏テーマになっています。
乃木坂の今の動きは、アイドルの将来を占っている気がするから。
で、お話をして率直に思いました。
根性がある。そして、用心深い。
寺田さんが、"バレッタ"選抜時の堀さんのことに触れたけど、
二期生は長く心労があったんだろうなと感じます。
西武ドームでの涙が単なる嬉し泣きに思えなかったのも、
そんな心情が背景にあったからかも、と思った。
それでお二人とも全然この今の状況に安心していない。
ものすごく前を向いているなぁ、と。
乃木坂は本当に層が厚い。
話は全然変わりますが、
撮影を終え戻る途中、
水道局の方々なのか作業されていて、
二本の直角型の鉄線を持ってゆっく~り歩いてるわけです。
そう、ダウジング!
みんなもうビックリですよ、「えっ!? オカルト?」って。
マジマジと見てしまった。
でも、作業員の方の真剣さと鉄線がギャップありすぎて...
科学って多分進歩してるんですよね?
MARQUEE(マーキー)Vol.109 編集Blog:Chu-Z
- 2015年6月 7日 21:39
今回のChu-Zさんは撮影&ちょっと長めのインタビューで。
前作「花のアーチ/Brand Boy」がオリコンウィークリー5位を記録!
ファンと共に本当に頑張ったんだなぁと思う。
最新シングルは7月1日リリース。
タイトルが「Tell me why 生まれて来た意味を知りたい」。
そして作者がなんとつんく♂氏!
術後これが初の詞作曲になるという話題もさることながら、
タイトルも歌詞も意味深だ。
そこには多分つんく♂氏自身の今の気持ちと、
遅咲きであるChu-Zの今の気持ちが重ねられているだろうことが読み取れるから。
楽曲提供するに当たって、
つんく♂氏はChu-Zメンバー全員に個別面談したとのことで、
そのユーモア溢れる質疑応答も一部掲載してます。
僕がChu-Zに出会ったのは、確か2013年のキネマ倶楽部。
その時やっていた"GIRLS ON THE RUN"が決め手でした。
今思えば、ちょうどやり始めた頃だったかと。
Chu-Zに関連して全然話変えますが、
なぜHKT48は爆発的に売れないのか、です。
可愛い子揃いで、指原さんという強力なリーダーもいるのに。
その答えは簡単で、若すぎるから。
アイドルの世界にいると、つい10代を良しとしがち。
ところがマスの世界、世の中の常識というのは、
いっぱしの人間、ステージに立つのなら一芸出来て当然、個性が重要視される。
この事をついつい忘れがち。
音楽ファンや、アイドルに詳しくない一般の人達こそ、この考え方は揺るぎない。
女優に置き換えて極論すると、
海外、特にヨーロッパだと"女優=30代から"は大昔からほぼ前提条件で、
まず子供自体が存在を認められていない。
(そういう文化。だから若者=反逆のイメージともなり、モッズなりパンクなり昔からムーヴメントになりがち)。
もちろん個性その人らしさがまず先にあってからの顔やスタイル。
その人の年輪つまり内面の表れが顔、という考え方。
HKTが今一つ爆発的じゃない理由は多分ここにある。
やはり若すぎるのだ。
これは、いい悪いの話じゃない。
アイドルがダメという話でもない。
世の中大多数というのは、つまり経験値を貴び、
それはアイドルファンの常識とは真逆だということ。
ただ、それだけのこと。
逆を言えば、アイドルこそ日本固有発信のカルチャーであるとも言い切れる。
そこでChu-Z。
実は遅咲きであることが有利に働く可能性があって、
その舞台は最初からアイドル界隈よりも音楽層や一般層なのでは?
という印象を初めて観た時から感じてました。
"GIRLS ON THE RUN"を聴いた時も、
この応援の感じは同性に響くと強く思いました。
自分達のことを不器用と言う彼女達は、ある意味正解かとも思ってます。
つんく♂氏がChu-Zのことを例えて「虎さん」と言っているのは、
この不器用さと同義かと。
クールでもあるけど、人や情がにじみ出ているところが。
そこにチャンスがあると僕も思う。
メンバー自身も、いい意味で諦めている部分があって、
それは「特別じゃない自分達が成功の道を辿ったほうが人に伝わる」、
という迷いのなさに繋がっていて、
同時に僕はそのストレートさが"GIRLS ON THE RUN"のまっすぐさに重なる。
あの直球感は一般層でこそ響く気がする。
だからChu-Zには逆に大きなチャンスがある気がしてます。
それにカッコイイ・クールな印象の中にカワイイ感じがある、
というChu-Zの絶妙のバランス感も、ありそうで意外と無いです。
と言いつつ、まだ20代も前半。
ミュージシャンやアーティストの尺度で言えば、
「わっかいな~」と言われる年齢。
つくづくアイドルは特殊な世界なんだなと客観的に見て思います。
MARQUEE(マーキー)Vol.109 編集Blog:でんぱ組.inc
- 2015年6月 7日 20:40
本気で夏祭り!?という縁起良さそうな新衣装だ。
そのでんぱ新曲「おつかれサマー!」なんですが、
「おつかれサマー!」って言い放ったまま、
ギャグか現実か境目がなくて、とってもでんぱ組"らしさ"夏全開だ。
"明るさ"って突き抜けると"バカ"なんだなって改めて思いました(笑)。
お陰さまでサブタイトルも、
「きょうも朝から、おつかれサマー! みんな、よろしくネー」って、
一切考えずに出てきました。
で、思った!
これって、昔 PIZZICATO FIVE解散直後の小西さんが「おっはー」を曲ごと流行らせたのと同じ思考回路?
これって、オレ達にこの夏「おつかれサマー!」って言わそうとしてる?
あの当時、朝方クラブから出てきてタクシー乗ったら、
「お客さん、今出てこられた所の人って『おっはー』の人のですよね?」って。
あれと同じ事考えてない?
会社帰りのビアガーデンかなんかで、
サラリーマン達に「おつかれサマー!」って言わそうとしてないですか?
随分とサブリミナルな、それも陽性なやり口!
これは「でんぱだな」ってマジ思う。
そこで今回は相沢梨紗さんと成瀬暎美さんにお聞きしました。
そこで?
全然話変わりますが、
秋葉原すぐ隣で、アキバの地勢にも作用しているとされる神田大明神って、
あそこも平将門が祭られてるんですね。
ヤバババ~。
徳川が場所を今の所に移したんですよね? 封じるために。念の蓄積をもってして。
アキバの古層は江戸サイケで、それが今サイケの電脳になってるのか?
ということでアキバに由来の深い or アキバと言えばこのお二人、
というわけでもないですが、やっぱりこのお二人に語っていただきました。
どう?おもしろそうでしょ?
しかも今回は、でんぱ初のタオル曲!(今ごろ!???)
ところがお二人の話によると、
本当の初タオル曲は、2012年初頭に披露された"君も絶対に降参しないで進まなくちゃ!"だった、と。
なんとー!
いやー、完ペキしくじった。
そう言えば、あの曲、途中で手を頭の上でグルグルな感じだったし、
実際リキッド初ワンマンの時もバックダンサーのディアガ達がタオル回してた!
ぜんぜ~ん気がつきませんでした。
でも全然アピールもされなかったような...
あの頃の、でんぱの流行らなさは強力だった(笑)。
懐かしい~。
MARQUEE(マーキー)Vol.109 編集Blog:乃木坂46・川後陽菜 連載「川後Pの魔法でプロデュース☆彡」File.05. 樋口日奈
- 2015年6月 7日 20:38
さて、こちらは川後さんが毎回乃木坂メンバーをキャスティングし、コーディネートする好評連載!
今回のキャストは、樋口日奈さんです。
そう、Wひな!
しかも当連載、初の外ロケとなりました。
最初に出てきた案が着物(振り袖)でした。
言うまでもなく樋口さんに振り袖は似合い過ぎ。
が、そこは川後Pこだわりのコーデ。
柄や色や...
さては和風美人に、"洋"の要素(ロケ地、バッグ、靴等)を指して引き立てる戦法かな?と。
あと、川後さんいわく、「ひなちまは私的に赤のイメージ」とのこと。
これは意外だったんですが、
ファンの間では了解済みのイメージなんでしょうか?
樋口さんは見た目の大人っぽさで、ついつい忘れそうになるんですが、
お話すると「あ、若いんだ」と気づかされる。
かなりの性格美人な方でもあります。
実際(?)このお二人は若い。歳も同じ。
なんと13歳で乃木坂46入り!ですから。
当時は周りが随分とお姉さんに見えたそうです。
振り袖着てお二人は「成人式みたいだね~」と、はしゃぐ。
でも、その成人式までまだ3年もあるという...
一回りして気持ちも新たに!と言う乃木坂が、もう一回りしても二十歳。
というところから暫定時代だった頃の、
お二人の初めての会話と様子もお聞き出来ました。
この日は早朝から初夏の光で、
ご本人達は途中から猛暑並みの暑さだったかも。
撮影場所は川後さんの希望もあり、
敢えて今回の川後さんソロ撮影と同じ場所に。
当初僕は浅草を提案していたのですが、
後々、その日は三社祭のド真ん中であることに気づき、
危うく難も逃れました。
今回は拡大4ページです。
お楽しみに!
MARQUEE(マーキー)Vol.109 編集Blog:乃木坂46・川後陽菜
- 2015年6月 7日 20:31
川後さん、単独撮影&インタビューです。
連載の「川後Pの魔法でプロデュース☆彡」とは別に。
今回は、Popteen誌での専属モデルをかけたコーデ対決進行中というテーマでお話もロングにお聞きしました。
ファンの方々には既に川後さんのブログや755で伝わっているだろう経緯や気持ちに乗っ取った形で。
昔から抱いていたモデル志望の気持ちが、
「乃木どこ」をきっかけに"フリーモデル"というネタにまで至るに、
川後さん自身がどういう気持ちでいたのか、その真意も、
また今年春頃の乃木坂モデル起用ラッシュや今回のコーデ対決の過程で、
川後さんの中でどんな気持ち・視野の変化が起こっているかなども、お聞きしました。
そんな話の中で例えば、これは乃木坂加入の経緯ですが、
「(前略)その1か月前ぐらいに別のオーディションで東京に来てたんです。そこを目指して1年頑張ってたんですけど、その間に受けたのが乃木坂だったんです。(中略)だから乃木坂に受かった時は本当に『まさか』って感じでした」といったエピソードも。
極端な言い方ですが、川後さんは選抜メンバーになるよりもPopteenの専属モデルになることのほうが、ご自身にとっては価値があるんじゃないですか?
とも質問しました。
その回答とかホント良かった。
今回の事が確実に川後さんにいい形で影響していて。
そこからの12枚目シングル選抜の感想も聞いています。
初夏の光が降り注ぐ中での撮影。
写真の川後さんもスッとして大人びた雰囲気かと思います。
MARQUEE(マーキー)Vol.109 編集Blog:READY TO KISS
- 2015年6月 7日 20:23
略してレディキス。
2013年、当初5人組で結成され、その後一時9人組に。
この1年間は7人組で活動し、このたび遂にメジャーデビュー。
レディキスには少し歴史があって、
もともとは放課後プリンセス(放プリ)さんの第一期&二期メンバーが、
5人中4人いるという構成での結成でした。
初期放プリさんのプロデューサーさんが、
このレディキスを作ったからという経緯だったから。
僕はその当時まだ千葉咲乃さんも野田仁美さんも、辞めてしまった永藤葵さんも、まだ放プリさん在籍中だった2012年春から現場に通い、
その後のメンバー変遷も見てきたから、
今こうしてメジャーデビューした事自体がとても感慨深い。
大人なのにフレンドリーで子供っぽい雰囲気がキープされつつ、
そこにダンス経験者や、グラビアや女優経験者も加わり、
グループに幅も結束も出てきたタイミングでのデビュー、
という印象があります。
以前Vol.104(乃木坂46表紙号)で9人編成インディー時代に
一度全員撮影&インタビューを行いましたが、
今回はメジャーデビューと最新シングルリリースを機に、
初めてレディキスを知るだろう人達へも届いてほしい、
ということで、更に2人・3人に分かれての撮影とパーソナルインタビューも行いました。
そしたら...ちょっと話がブッチャケすぎた気もするようなしないような...安定のレディキス仕上がりに(笑)。
個性様々でデコボコ、そこに飛び交うタメ語の、メンバー同士の仲の良さなので、
記事出しする時は配慮が必要だなと(笑)。
でも、このくだけてる雰囲気がレディキスのいいところでもあります。
大人なのに子供というギャップが、
現場を明るすぎず華やかで色艶あるものにしていて、
あんまこういう雰囲気ってないと思います。
あと、曲がバンド畑の方々が作っているため凝ってる。
バンドサウンドのメロディックさを、
そのままアイドルメロディに押し上げた印象があって、
だからサビだけが突出してなくて、
曲も歌も全体の流れやメリハリで聴かせようとする。
過去曲の例えば"Chu Chu"とか"秒シミュレーション"とか、
どれも構成に何かしらフックがあるのも、多分そんな由来かと。
デビュー曲は"トップシークレット~切ない極秘事項~"。
何やら事情ありそうな謎感、その雰囲気を醸しているイメージがレディキスにはあって、
でもこれが"楽しい""華やか"にちゃんと結び付いているのが、このグループならではだなぁと思う。
この曲は珍しく歌詞の心情でも聴かせるレディキスにしては可愛い曲。
カップリング曲の"ムテキモード"は、
ステージでのアゲ曲で、かれこれ1年くらいやって来ていて定番。
個人的にはもう1曲の新曲"君恋"がレディキスの新生面でした。
こういう大人っぽい雰囲気を本来持ち合わせていると感じてたから、
そこがようやく引き出された印象です。
MARQUEE(マーキー)Vol.109 編集Blog:夢みるアドレセンス
- 2015年6月 7日 20:16
今回は夢アドさんが表紙&第一特集です。
Vol.106に続いて表紙はこれが2度目。
相変わらずどう撮っても絵になる5人です。
がー、今回はスタイルの良さも一層引き立たせたく、
シャープな方向性で行きたいと思いました。
前回表紙だったVol.106や Book in Book 形式でのVol.107の時が
清楚系の夢アドさんにしてはふんわり系だったので、
スパイ、スナイパー、大人っぽくセクシー寄りに、
ということで挑みました。
以前から「ここだな」と思っていた青山ド真ん中のスペースにて。
イメージどおりでした。
特殊ライトも持ち込んで、その場で次々と画も決めて。
こういう半即興的撮影でも次々と決めていけるのがさすが。
だからどんどん撮れるし、テンポも自然と生まれる。
各写真とも場所はこちらで指定してますが、
そこでのポーズはほぼ彼女達からのもの。
もちろん特に個別写真などは
カメラマンとのやり取りの中から生まれていますが。
久しぶりの場所を暗くしての撮影でした。
その後移動してインタビューへ。
集合インタビューの後、個別インタビューを並行しました、全員で。
おっきな会議室で、5か所に分かれて全員「せーの」でスタート。
今回の個別インタビューは皆かなり読み応えあると思います。
初めて知られる事もたくさんあるかと。
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