- 2015年8月11日 23:57
正直、PassCodeさんに関して僕は出遅れた。
今年頭頃には「松本さん、PassCodeはどうなんですか?」と現場の人から聞かれてたりもしたから。
大阪のグループなわりには比較的東京へも来てくれているにも関わらず、タイミングがあわずで。
観てすぐ「これは!」と思いました。
ハードコア、スクリーモ、EDMあたりが中心で、音は激しめのミックス状態。
パフォーマンスも激しい。
振り切ってて気持ちいい。
けど、動きが流れるようにスムースで、「綺麗だなぁ」とも思いました。
というか、透明感を感じた。
ちょっとnanoCUNEに感じる透明感に近いかな、と。
という確認を最前でなんとか鉄柵にへばり付きながらしました(笑)。
やっぱり近くで観れば観る程、アクターの息遣いは伝わるから。
どんなグループでも、いつも割と一回はそうしてるんだけど、
初めてPassCodeに行く人は最前でも両サイドをお薦めしますが。
BABYMETALやBiS以降、具体的には2013年頃から、
アイドルでハードコアなタイプが増え、今や現場では充分認知もされている。
その中でもPassCodeの完成度は高い。
その辺りの事は、インタビューでもお聞きしましたが、
やはり一つの動きの次がイメージされているというか、
全体がどう動いて、どう見えるかが、イメージ出来てると思うんですよね。
その瞬間瞬間を振り切ってて、まるで計算なんて雰囲気は微塵もない。
ずっと非予定調和の連続かのように、次の動きが読みずらいくらい常に新鮮。
なのに構成されてる。
と思うのも、例えば一番フックになるシャウト(これが本格的でビックリする)のところで、グループ全体の温度も会場も上がるからガーと行って団子状態になりそうなのに、そうなっていない。
ちゃんとシャウトが会場中に響き渡り、そのことで会場も一気にヒートアップする。
そう、他メンが一歩引くから。
シャウトを綺麗に響かせるために。
だから、どこかで冷静でもあるというか、勢いや感情に任せて全体を台無しにすることもない。
そういう構成のされ方が、多くのグループと違っている。
自分の目と耳で確信を得たのですぐ連絡を取りました。
全体には激しいんですが、その中にアイドルメロディも混ぜられたりもして、
相当変化は激しいです。
で、ファンがこれに対応しまくる!
サークルモッシュ、ヲタ芸、ヒップホップ張りの動き、ミックス、コールなど矢継ぎ早に繰り出される。
そのことで熱気を帯びる。
むっちゃ沸くんだけど、ただ騒ぐとかじゃなくて。
そんなPassCodeとファンのその関係を観てたら、
ブレイク前のでんぱ組とディアメンの関係を思い出してしまった。
新メンが加わった5人編成でのパワーアップに期待です。
とにかく現場に行ってください。
すぐ分かるから。
Trackbacks:0
- TrackBack URL for this entry
- http://www.marquee-mag.com/mt/mt-tb.cgi/254
- Listed below are links to weblogs that reference
- MARQUEE(マーキー)Vol.110 編集Blog:PassCode from MARQUEE Blog