- 2016年4月 9日 12:52
- MMM
待望のニューアルバム『METAL RESISTANCE』リリース!
極めるのがBABYMETAL、
アルバムもそんなベビメタらしく高完成度。
今回は3人に、アルバムのことを詳細に、そして海外ツアーのこと、
その中での心境変化、更には東京ドームワンマンへの意気込みなどを、
文字ギッシリでお聞きしています。
もう在り方が新しい!
でも、そもそもさくら学院重音部として活動していた頃から新しかった。
アイドルとメタル。
有りそうで無かったこの取り合わせが、なぜ世界を納得させたかと言えば、
やはりコンセプトから曲からダンスから全てクオリティが高かったから。
BABYMETALにおけるこのクオリティ追求の徹底具合は、当初からハンパなかった。
ステージ美術の作り込みやユーモアたっぷりのストーリー展開も、
創作程度ではなくエンターテインメントまでに高められ、
そのことで一般性を獲得するという一番高度な事を常に目指し完遂してきた結果が、この今に繋がり、東京ドーム単独公演にも結び付いているのは間違いない。
小誌は2012年から約1年半、BABYMETALの連載を行いつつ、
作品リリースごとに取材を行う中で、これは常に感じていました。
アイドルがメタル、ということで当初は賛否両論だったけれど、
それも凌駕していったのも、やはりクオリティ追求の賜物。
既にビジネスを越えた、いい意味で度の過ぎた追求があってこそ。
BABYMETALを学ぶということは、
エンターテインメントの神髄を学ぶことになると思います。
BABYMETALは、やっぱり"発明"だ。
では、簡単な振り返りを。
初めてステージを観たのが、2012年4月8日、渋谷AXにて開催された第二回アイドル横丁祭!!にて。
骨バンドを率いてライティングも唯一ベビメタ仕様。
初の本格的コンセプチャルライヴ。
まるでミサのような雰囲気で始まったBABYMETAL初のコンセプト仕様でのステージでした。
で、これ観て卒倒する。
思った、でんぱとベビメタだけは完全に今を生きるPOP ARTだと。
イベント自体も、℃-uteまで参戦しての、
この時期のアイドルブームを象徴するイベントで、
ももクロが躍進し、エビ中、でんぱ、スパガ、PASSPO☆、ドロシーなど、
新勢力が一挙に出てきて、チキパとアプガが出始めた頃。
そして小誌がベビメタの連載を始めたのが、Vol.92(2012年8月10日号)から。
"アイドル戦国時代"というワードが新鮮だった頃。
今思えばアイドル個性派の躍進期だった。
その中でもBABYMETALのスタンスは"発明"と言いたい程群を抜いていた。
当然沸き上がった"アイドル×メタル"に対しての賛否両論。
今からすると嘘みたいな話だけれども。
あと、過去のブログでも編集後記的な文章・写真を載せています。
花見できゅうけい
*2012年4月8日第二回アイドル横丁祭!!でのBABYMETALのこと(2012年4月12日)
MARQUEE(マーキー)Vol.91 編集後記 BABYMETAL(2012年6月12日)
MARQUEE(マーキー)Vol.94 編集後記:BABYMETAL(2012年12月19日)
「小誌でのBABYMETAL過去記事一覧」*掲載写真は記事中の一部です
★Vol.91(2012.6/10発売)3P
「世界初・唯一無二:メタルという徹底様式×アイドルという完全虚像」
全員インタビュー 2P
コラム「無敵のコンセプト"BABYMETAL"」(ライヴ写真有り)1P
*ももいろクローバーZが表紙の大特集「超アイドル主義」の中の一部としての記事でした。
この頃台頭していたアイドルの新しい動き(今からすれば第二期アイドルブーム)を、
BABYMETAL、でんぱ組.inc、Tomato n' Pine、Dorothy Little Happyに代表させつつ、
吉田豪さんやヒャダインさんにもインタビューしながら、とにかくブチ込んだ、と。
★Vol.92(2012.8/10発売)1P
連載「We're BABYMETAL」スタート!
「KITSUNE PAPER[キツネ新聞]号外!!!」
~BABYMETALがやってくる ヤア!ヤア!ヤア?~
*「ヘドバンギャー!!」のタイミング。
「現代の神隠し!?キツネサインの謎」といった見出しで、誌面ごと新聞をパクッてベビメタ記事を掲載。
★Vol.93(2012.10/10発売)1P
連載「We're BABYMETAL」2回目
撮り下ろし+コラージュ
「Shibuya-BABYMETALize 2012」
*「Shibuya-BABYMETALize 2012」と題して
3人を様々なポーズで個別撮影し、渋谷駅前の写真と合成。
至る所にベビメタの3人がいるというコラージュでした。
渋谷は東京の象徴で、つまり日本を早制覇というコンセプトのもと。
★Vol.94(2012.12/10発売)8P
裏表紙+7P
撮り下ろし+インタビュー
<アートディレクター:くぼたえみ、写真:藤城貴則、プロップ:遠藤歩>
KOBAMETALにきくBABYMETALというコンセプト
連載「We're BABYMETAL」3回目 1P
「BABYMETAL on MARQUEE 撮影裏話」
*「イジメ、ダメ、ゼッタイ」のタイミングで裏表紙に。
もうこの頃はベビメタベビメタって自分的に極まってた気がします。
白堀りのスタジオにPV撮影レベルのセットを組んで全てダークに。
西洋風こっくりさんを実際に制作し、キツネの剥製まで借りてきて、
プロップの遠藤歩さんが大爆発。
あれはまじヤバかった。
最愛ちゃんがひたすらキツネをなでなでしていたのをよく覚えてます。
こっそり持って帰ってしまうんじゃないか(笑)という雰囲気で。
テキストは、3人へのロングインタビューの他、
首謀者KOBAMETALへも「BABYMETALというコンセプト」と題してインタビュー。
連載は、この撮影の裏話を3人に話していただきつつオフシットも掲載。
★Vol.95(2013.2/10発売)1P
連載「We're BABYMETAL」4回目
「KITSUNE PAPER[キツネ新聞]号外!!!第2号」
*「I、D、Z~LEGEND"D"SU-METAL聖誕祭~」ミニレポと、
本人達の直筆このライヴの短めの感想文(イラストがかわいい)
★Vol.96(2013.4/10発売)1P
連載「We're BABYMETAL」5回目
「BABYMETALのMACHIGAI SAGASHIだお! ややムズDEATH!」
*間違い探しゲームです。
★Vol.97(2013.6/10発売)7P
撮り下ろし 4P
<アートディレクション:くぼたえみ 写真:藤城貴則 プロップ:遠藤歩>
YUIMETAL&MOAMETALインタビュー
BABYMETALの次なる展開は、衝撃の"祭りメタル"『メギツネ』 1P
ライヴレポ:BABYMETAL DEATH MATCH 2013 -FINAL BATTLE- 2013.5.18 @ ZeppDiverCity TOKYO 1P
連載「We're BABYMETAL」6回目 1P
「Special interview:SU-METAL」
*Vol.94に続き、ガッツリ本格的な撮影を敢行。
「メギツネ」タイミングということで、"和"を夜店に変換しての撮影コンセプトでした。
連載ではシンガーとしてこの頃急成長したSU-METALに、
単独で深く歌についてBABYMETALについて聞いています。
SU-METALのヒストリーについても。
★Vol.98(2013.8/10発売)2P
ライヴレポ:LEGEND"1999"YUIMETAL & MOAMETAL 聖誕祭 2013.6.30 NHKホール 1P
連載「We're BABYMETAL」7回目 1P
「Special interview:YUIMETAL & MOAMETAL」
*前号の続きで、YUIMETALとMOAMETALのヒストリーインタビューです。
★Vol.99(2013.10/10発売)1P
連載「We're BABYMETAL」7回目
Special interview:YUIMETAL & MOAMETAL 後編
*Vol.98に収まりきらなかったYUIMETALとMOAMETALのインタビュー。
こちらはBABYMETALの各曲のことや構造について。
★Vol.100(2013.12/10発売)2P
連載「We're BABYMETAL」8回目
「2013.12.21『LEGEND"1997"SU-METAL聖誕祭』に向けて」
*SU-METAL単独インタビュー+ライヴ写真
★Vol.101(2014.2/10発売)21P
表紙+21P
撮り下ろし 9P
<アートディレクション:渡辺浩之(olola)、MMMatsumoto 写真:太田好治 コラージュ:近藤幸次郎(BLACK BELT JONES DC)>
連載「We're BABYMETAL」9回目(最終回)2P
ライヴレポ:「LEGEND"1997"SU-METAL聖誕祭」2013.12.21 @ 幕張メッセイベントホール
全員インタビュー:集大成 1st アルバム「BABYMETAL」を巡る三つの言葉 4P
総合プロデューサーKOBAMETALに訊いたBABYMETALの歩み 2P
コラム:アートフォーム BABYMETALの"非在の美学" 1.5P
BABYMETALオフィシャルグッズに見るデザイン 2.5P
*最初から宗教画の壁画をイメージしてました。
新約聖書の次というイメージと、壁画は意外と永遠だからという理由で。
それをひたすらクリエーター陣に伝えて、描き下ろしイラストとコラージュして、なるべく壮大に、と。
BABYMETALが降臨し、絵巻を繰り広げ、やがて壁画になっていく、
そして無に帰る。
なので非在の美学だったり、最後の誰も居ない見開きページだったりします。
★Vol.102(2014.4/10発売)2P
ライヴレポ:日本武道館公演「赤い夜」LEGEND"巨大コルセット祭り"~天下一メタル武道会ファイナル~2014.3.1 (sat.) 1P
ライヴレポ:日本武道館公演「黒い夜」LEGEND"DOOMSDAY"~召喚の儀~2014.3.2 (sun.) 1P
★Vol.107(2015.2/10発売)1P
ライヴレポ:LEGEND"2015"~新春キツネ祭り~ 2015.1.10 @ さいたまスーパーアリーナ
★Vol.110(2015.8/10発売)2P
ライヴレポ:WORLD TOUR 2015~巨大天下一メタル武道会~ 2015.6.21 @ 幕張メッセ国際展示ホール
★Vol.113(2016.2/10発売)2P
ライヴレポ:WORLD TOUR 2015 in JAPAN -THE FINAL CHAPTER OF TRILOGY-ACT-II 2015.12.13 @ 横浜アリーナ
See You!
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