- 2016年5月31日 17:10
- MMM
去年のTIFで一気に公開された感のあるこぶしファクトリー。
あの時点で既に、関係者達の間でも注目度は高かった。
アイドルライターやハロー好きミュージシャン達までもが「こぶし、こぶし」。
「今日はこぶしを追いかけますよ」と、
偶然初日朝TIF現場で遭遇したライター南波一海氏にそう言われて、
「やっぱ、そうなんだ...」と思ったのを、よく覚えている。
それで「ドスコイ~」「念には念」「ラーメン大好き~」が繰り出されたアカツキには、
「やっぱ当然だよなぁ...」と。
こぶしファクトリーは、真っ芯でハローを受け継ぎながら、
今までのハローにはあまり感じられなかった新しさがある。
最初の個人的な印象は、スターダスト系の自由度の高さを、ハローのプロ根性が貫いたもの、というものだった。
とにかくふざけていて、それを本気クオリティでやっている。
振り付けが斬新すぎて、今までに見たことがない。
でも圧倒的に小さな子供達が真似して踊り出すだろう分かりやすさと面白さ。
というか、今の女子高生ノリの、「あ、分かる分かる」という、学校でふざけて面白がってる感じ?がある。
曲だって、サンプリングを下地に、オマージュも感じられるけど、
そんな専門的な話なんて抜きにするくらいエンタメ化されていて。
しかもワンアイディアというシプルさ。
余計なものを殺ぎ落とした清さ潔さ決断の仕方・責任の取り方さえ感じる。
「うわー、プロ仕事だなぁ...」と最初から思いました。
聴けば分かるとおり、楽器の鳴りも非常に音楽的。
つまり、どこを取ってもシンプルで派手。
「この華の在り方はハローだなぁ...」と思うばかりだ。
それで出す曲出す曲どれもが、このクオリティ。
笑えて盛り上がれて、しっかり音楽素養に裏打ちもされて、しかも生歌で、あんなにエネルギッシュで、ダンスが個性的過ぎて、何より本人達がフレッシュ。
どう見たって、強い。
去年のレコ大新人賞獲得は、まず中身内容からして当然かなと僕は思ってます。
こぶしは今、結構アイドルを革新してると思いますよ。
で、また活動の仕方が身軽で、いろんなイベントや対バンに出てくる。
出てきては他を圧倒してしまう。
たとえ負けても新人のフレッシュさで許される。
加えてモーニングを筆頭に、圧倒的に純血主義の多いハローの中では、
そうした軽やかなステップはわりとレアで、ゆえに今の子達感が強い。
同世代感を共有できる、欅坂なんかと同じで。それも大きい。
んー、書き始めると書く事いっぱい出てくるので、このへんでやめます。
また機会を改めて。次回、期待!ということで。
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