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MARQUEE Vol.115 夢眠ねむ(でんぱ組.inc) 連載「まろやかな狂気」 Notes 010「自分の位置を知れ」続き

  • Posted by: MMMatsumoto
  • 2016年6月11日 07:07
  • MMM
ねむ115ブログ.JPG

はい!始まりました~。
ご存じ、でんぱ組.inc ねむさんの連載、その続きですよ~。

飛鳥さんが表紙の今出ているマーキーのP78 ねむちゃん連載が、^
最後「ふざけるか黙るかみたいなところになっ」で尻切れトンボ?
と思った方、大丈夫です、続いてますよ~、ここに!

毎回テーマを設けつつ、フリートークするこの企画。
アイドルに関係するいろんな事を、
アイドル張本人の一人でもあるねむちゃんが、
提案したり助言したり、ただ喋ったり、ぼやいたり、
そうして誰かの何かの役に立てたらいいなぁという主旨です。

今回は、なんとー、ねむちゃん達でんぱ組の内5人が、
自動車免許取得のため遠方にて長期合宿中ということで、
スマホインタビューとなりました。

では、本誌の続きです。↓↓↓



てきてる気がする(笑)」

――アルバムが出て一区切りついたところだから、
そう思ってるところもありますか?

「ちょっとあるかもしれない。
バーッて詰めて活動して、今パーンて普通の人に戻ってるんですよ。
教習所行って普通の学生みたいな生活をしてて、
『ああ、私こうだったな』って、芸能人じゃない状態?
芸能人になってるつもりってあんまりなかったけど、
言ってもやっぱり芸能活動してたなっていう(笑)。
ちょっと今引退してる風の生活なんです。
朝6時半に起きて朝食7時とかに食べて、
学校行って、12時にお昼食べて、勉強して(笑)、
帰って、18時半に夕飯食べて、テレビ観て勉強して寝る、みたいな。
だからちょっと普通の感覚をちゃんと戻せてる。
人間ぽくなってるから余計考えるのかもしれない」

――でも、それは貴重な時間を過ごしてると思いますよ。

「でも実感は無いんですよ、なんとなく」

――一緒に合宿してる他のメンバーも、そういう感じになっちゃってる?
「いや~他のメンバーのことはちょっと分かんないけど。
でも、仕事無かった時の感じっぽいけど(笑)。
私は昔りさちゃんと寮が一緒で、今も同じ部屋だから、
2人でテレビ観てアハハって笑って、
朝歯磨きながらニュースについてしゃべってて、
なんかもう1個の人生があったら、
こんな感じかもな~って思ってますね」

――だから逆に、普段のでんぱ状態での生活が客観視できて、
そして自分の普段というか立ち位置を顧みることができてラッキーじゃないですか。

「自分がちやほやされないって言ったら変だけど、
むしろ脅かされるっていうか。
先生とかは優しいんですけど、
ヤンキーとかに色々言われたりとかするから(笑)。
改めてオタクのこととか思いますね。
オタクなら、例えば私達がハマってるゲームのことを言っても、
キモイと言わないじゃないですか。
でも、今ここだと多分それがキモイとか、
7年前ぐらいのテレビの感じなんですよ。
だから自分もそれぐらいの感覚に戻ってるのかも(笑)」

――でも、しばらくしたらまた芸能界というか、この世界に戻ってくるわけで。

「だから今ね、ちょっと結構幽体離脱してるっぽい。
いろんな角度から自分を見てるから。
学校に行ってたスクールカースト低めの自分とか。
でもインターネットにいたらみんな応援してくれてたりするじゃないですか。
とか、ネットにアップしたら
みんな『ねむきゅん元気で良かった、カワイイ』って言ってくれたりとか、
今変な感じです。世論を見てる感じ(笑)」

――でも最近ここまで客観的に自分を見れる機会も無かったでしょ。

「無かったからすっごい良かった。
天狗になってないつもりだけど、
自分が今とんでもない奇跡で今そこにいるんだっていうのを忘れたりしちゃうから、
それは良かった」

――じゃあ、またいつもの生活が始まりますよ。

「そうですよ。だから、辞めた子とかってどうやって戻ってくるんだろうなって。
状況が変わるのとかって怖いですよね。
そっちが良くて選んだりもするんだろうけど。
芸能界辞めて、ずーっとアイドルごっこみたいな感じになっちゃう子とかもいるじゃないですか。
そういうのとか見て『あ~』と思うんですけど、
芸能界と普通の生活の境目じゃないけど。
でんぱは恵まれてるというか、恵まれてなかったというか、
どっちとも取れるんですけど、
普通にバイトから始まってるから、
人間の感覚としては一般に近いんですよ。
自分をアイドルたらしめてるのは周りって私はすごく思うし言うけど、
それを今めちゃくちゃ体感してます」

――ちょっと今の充電期間の様子を伝えてもらってもいいですか?

「なんかもう、テレビで『九死に一生を得た』とか観て、あ~みたいな。
本当普通の人(笑)の感じです。
自分が選ばれし者みたいな感覚が元々ないっていうか、
中学ぐらいにあったらいいなって思ったけどくじけて、
新しくゼロからやってきてちゃんと選んでもらったりして今の仕事してるけど、
そんなの結局は選ばれし者じゃない、
っていう感覚を今もう1回取り戻したてます。
それで思い知ったというか、身の程を知ったんです。
何か新しいことを習った時に、結構生まれ変わる感覚ってありませんか?」

――あります。あります。

「ありますよね。それこそ本当に良いステージした後とか。
今本当に全く新しい学び、まあ、教習所なんですけど(笑)をしてて。
言ったら車に乗れる人って普通にいっぱいいますけど、
こんなに勉強しなきゃいけないんだとか、
めっちゃ難しいじゃんとか、
もうタクシーに『急いでください!』とか言わないでおこうとか、
自分が当たり前と思ってた事が覆されてる瞬間だから、
自分のちっぽけさも知り、他人の偉大さとかを知りますよね。
これをみんながやってるっていうことに、すごいリスペクトを感じてて」

――良かったじゃない、その仲間入りも出来たし(笑)。

「でもまだ受かってないから(笑)。
とてもじゃないけど人の命乗せて走れない状態だから今。
だから感動しちゃって。
みんなこんな神経すり減らす事をやってんだ、
私が何か言うこと何も無い、みたいな」

――そんなことはないけどね(笑)。

「なんか、いつもの事がリスペクトに変わるってことが、
視野が広がってるってことだから、いい体験したなと思います。
最初の語彙の話じゃないですけど、
視野が広がればいろんな人へのいらんことも言わなくなるから。
自分も言いがちだったところを、
ちょっと鼻を折られた感じがするんですね。
結構たまにお風呂入りながらとか、
『今の環境は異常だからうぬぼれないようにしよう』
『これは自分のお陰じゃないぞ』って戒めるんですけど、
やっぱ新しい学びに勝るものはないなって思いました」

――それは確かにそうかもしれない。

「同じ仕事を続けてて、1個レールが上手く滑り出しちゃうと、
なかなか新しい事に1から頭下げて学ぶってことが無くなっちゃうんですよ。
もちろん、小林幸子さんのような大先輩に会って学んだり、
しょこたんとかのコラボで勉強になったりとかはあるけど、
やっぱりみんなどこか優しくて、仲間としてくれることが多いから」

――でも1年に1回くらい、こうした体験が出来ること自体、
かなりラッキーだと思いますよ。

「そう思います。しかもこのタイミングだったのが本当に良かった。
すごい良かったし、全く伝えたいことが無くなったところから
今メッセージが生まれたんで良かったです(笑)」

――(笑)。じゃあ、あとは本免を取って。

「乗せてあげますよ(笑)」

――しばらくはいいです(笑)。

「アハハハ」

――じゃあ、まとめましょうか。

「中の人は超サボっちゃうんですけど、
ちゃんと学びを続けないと人間として堕落するなと今本当痛感。
しゃべることが無くなっちゃうっていうのと、
やってる事がずっと1個になっちゃうと滞るから、
滞ったところに新しい事、刺激物、学びを入れる必要がある、という話ですかね。
要は自分の位置を知れっていう。
言葉が狭くなっちゃうっていうことに気づければ、
多分自分の位置を知れるキッカケだと思うから、
その気づきは大事な気がしますね」

――まとめ、ありがとうございます。

「楽しかったでーす」










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